11月のある朝、静岡県富士市から撮影された富士山のタイムラプスが、X(Twitter)で「素晴らしい」「朝日が当たって凄い綺麗」といった反響を集めています。投稿は60万回以上の表示回数、約1万1000件の“いいね”を獲得。
●朝焼けの中の富士山は圧巻で感動的
この投稿をしたのは、神奈川県平塚市にある地域博物館「平塚市博物館」天文担当の学芸員である藤井大地さん。神奈川県平塚市と静岡県富士市を拠点に、流星や月面衝突閃光、スプライト、富士山、人工衛星などを観測しています。
今回は、2024年11月6日の朝に富士市から富士山を撮影しました。動画では時間の経過とともに雪が積もった富士山が。風で雲が流されると、ほんの少し山頂付近の雪が垣間見えます。
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タイムラプスで見ると、刻々と夜が明けて回りが明るくなっていくのが分かります。白い雲の向こうにはうっすらと雪らしきものが見えます。日の出とともに笠雲がとれる様は美しいの一言です。甲府地方気象台から目視で確認されれば、これが初冠雪となります(参考:NHKによる報道)。
●「ついに富士山頂に雪が積もりました!」
この圧巻の光景を目の当たりにした藤井さんは「ついに富士山頂に雪が積もりました!」「日の出とともに笠雲がとれ、積雪を確認できました」と、その喜びを伝えています。
リプライ欄などには「こんな画像初めて」「祝福のように感じます」「また富士山を一周したい」「初冠雪見たかった」「素晴らしい動画ありがとうございます」「永久保存版候補」「朝日が当たって凄い綺麗」といった大きな反響が寄せられました。
また藤井さんは初冠雪の発表があった翌7日にも同じ場所でタイムラプスを撮影しており、「1日で(雪が)かなり溶けたようです。観測開始以来、130年で最も遅い初冠雪になりました」と報告しています。
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動画提供:藤井大地さん
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