11月11日、プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチームは、2024年MotoGP第20戦ソリダリティGPではファビオ・ディ・ジャンアントニオの代役としてミケーレ・ピロを起用すると発表した。
ディ・ジャンアントニオは、8月の第11戦オーストリアGPの初日にクラッシュを喫して、左肩を脱臼した。それ以降は肩の調子が悪いまま参戦していたが、2025年シーズンの開幕に万全の体調で臨むために第19戦、第20戦を欠場する決断を下した。
第18戦タイGPの後、イタリア・ローマで手術を受けて、現在は回復中であり来年のシーズン初めには復帰する予定だ。
第19戦マレーシアGPではWorldSBKライダーのアンドレア・イアンノーネを走らせた。そして今回、2024年のMotoGP最終戦として15〜17日にスペインのカタロニア・サーキットで開催される第20戦ソリダリティGPではドゥカティ・コルセのテストライダーを務めているピロが代役としてレースを走ることになった。
また、最終戦後の19日に催されるバルセロナ公式テストでもピロがディ・ジャンアントニオのデスモセディチGPを駆ることも決まっている。ピロが2024年のMotoGPクラスに出場するのは初めてだが、これまで毎シーズン代役またはワイルドカード参戦で出場している。
■ミケーレ・ピロ
「まず、MotoGPでシーズンを締めくくる素晴らしい機会を与えてくれたプルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチームとドゥカティに感謝している。このカテゴリーでレースをするのはいつでも楽しいし、バレンティーノのカラーでレースをするのも楽しみだ。ウーチョとパブロとともに、彼らにも感謝しているよ」
「ファビオに大きなハグをおくる。彼は本当によくやっていたけど、このエンジンサイズで体力的に100%フィットしていないのは複雑で、来年はGP25で本当に素晴らしいチャンスがある。GP23でレースをするのは僕にとって興味深いことだ。僕たちが前進した場所を見ることができるだろう。レースには何の期待もしていないけど、バレンシアの洪水の被害を受けたすべての人々のためにも、レースをすることができて嬉しい。チームとワーキンググループに敬意を表したいと思う。トラックで会おう!」