平将明・行政改革担当相は14日の記者会見で、米国のトランプ次期政権で行政効率化と歳出削減を図る新組織のトップに起用される実業家イーロン・マスク氏と面会し、日本の取り組みの参考にしたいとの意向を明らかにした。「ぜひ会って話してみたい」と強調したが、「実現可能性は正直分からない」とも語った。
有識者が政府事業の効果を検証する「秋の行政レビュー」が14日、東京都内で2日間の日程で始まった。平氏は初日の会合後の会見で、マスク氏が手がけた宇宙船や電気自動車事業に触れ「ビジネスモデルを大きく転換した」と評価。「行革や歳出削減の世界に入って、何が起こるか想像もつかない。よくモニタリングして、日本も活用できるなら取り入れたい」と期待を示した。
平将明・行政改革担当相らが出席した「秋の行政レビュー」=14日、東京都港区