水道メーターの上に設けられた「LUUP」の駐輪スペースがX上で物議を醸している。東京都水道局は11月14日、「検針やメーター交換の支障となる他、漏水等の際、止水の妨げともなる」として、水道メーターの上に自転車などを置かないよう、公式X(@tocho_suido)で注意喚起した。これはLUUPを念頭に置いたものなのか、東京都水道局に聞いた。
きっかけは、11月10日にあるXユーザーが投稿したポストだ。埋設された水道メーターボックスの蓋の周辺が、LUUPの駐輪スペースになっている画像を取り上げたところ、他のXユーザーからも、同様の状況になっているとの投稿が相次いだ。中には、実際に水道メーターの上にLUUPが置かれている画像も投稿されている。
X上では、11月5日に公開されたLUUPのオウンドメディアの記事画像でも、水道メーターのボックス上とみられる場所が、LUUPの駐輪スペースになっているとの指摘も出ている。「空いている場所は、必要だから空けている」など、LUUPを批判する声が上がっている。
都の水道局にXでの注意喚起について聞いたところ、「LUUPに関するものを含め、複数の問い合わせがあった」と説明した。「『水道メーターに物が載っている状況を確認したが、大丈夫なのか』といった連絡を受けたため、LUUPに限らず、改めて注意喚起するためにXに投稿した」(東京都水道局)
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水道メーターの上にLUUPの駐輪スペースがあった場合の対応を聞くと、「検針に支障があるため、個別に改善をお願いしている」との回答があった。さらに「駐輪スペースの設置は、(水道局とLuup社の間に契約があるわけではなく)土地の所有者と事業者との関係になるかと思う。(水道局は)土地の所有者と事業者に対し、検討・協議するよう連絡している」と明かした。
ITmedia NEWS編集部では、Luup社にも状況を問い合わせている。返答があり次第、追記する。
【訂正履歴:2024年11月14日21時 記事掲載当初、サービス名を「Luup」と記載していましたが、正しくは「LUUP」でした。訂正いたします】
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