スペインメディアの『アス』は14日、バルセロナ所属のスペイン代表MFダニ・オルモが今季のバルセロナが順調に進んでいることを語るインタビューを掲載した。
現在26歳のダニ・オルモはバルセロナの下部組織“ラ・マシア”で育成年代を過ごしたあと、クロアチアの名門ディナモ・ザグレブを経て、2020年1月に加入したライプツィヒで頭角を表す。4年半の在籍で公式戦通算148試合出場29ゴール34アシストという成績を残すと、2019年にデビューしたスペイン代表でも主力に定着。そして今夏、カタルーニャの地へと帰還すると、選手登録の手続きや負傷により欠場した試合があったものの、公式戦8試合に出場し5ゴールと活躍を見せている。
そんなダニ・オルモは、バルセロナに加入してからの4カ月について「すべてが順調に進んでいることにとても満足している。バルサへの復帰について質問されるたびに、自分は同じことを言うよ。理想的なシナリオが与えられた。完全に順応できたと思う。チームメイトのほぼ全員と知り合いだったしね。出場できない試合があったけれど、基本的にはすべてがとてもうまくいっている」と良い時間を過ごせたことを説明した。
続けて、クロアチアやドイツで学んだことについて問われると「自分は16歳という若さで新しいチームメイトと新しい生活が待つ異国のクロアチアに旅立った。結果的に、その経験を通して早く成熟する方法を学んだ。また、別のプレースタイルも学んだ。クロアチアやドイツの、もう少し直接的で、より垂直的なプレーをね。自分はそれらをバルサに持ち込んでいるんだ」と、スペインの外で学んだことをバルセロナに還元していると明かした。
またダニ・オルモは、今季からバルセロナを率いるハンジ・フリック監督が素早くチームに適応し、結果を出していることについて「自分がチームに来てから、監督のアイデアがチーム内で完璧な形で実現されている。また、自分が加入する前のプレシーズン期間中に出た意見やコメントも非常にポジティブだったと聞いている。シーズン開幕前、そして現在も継続されていることが、良い結果を導いていると思う」と同監督への信頼を語った。
そして、現在バルセロナはラ・リーガ優勝候補だが、チャンピオンズリーグでも優勝候補だと思うかと質問されると「まだ多くの試合が残っている。結局のところ、目標は勝ち続けること。ただそれだけだよ」と慢心するつもりはないと話した。
更に、スペイン代表MFガビや同MFフェルミン・ロペスの台頭で、チーム内での序列を落とす不安はないかと質問されるとダニ・オルモは「競争はチームをより強くする。チームの全員が更に良くなることは、チームにとっても良いことなんだ」と、チーム内競争はポジティブに働くと説明した。