ポルトガルサッカー連盟(FPF)は14日、11月のUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦うポルトガル代表のメンバー変更を発表。MFジョアン・パリーニャ(バイエルン/ドイツ)が負傷のため離脱することが決まった。
4シーズン目となるUNLでも、最上位となるリーグAに身を置くポルトガル代表は、初回大会以来4大会ぶりのUNL優勝を目指している。今大会はリーグA1に組み込まれており、クロアチア代表、スコットランド代表、ポーランド代表を破って3連勝と好スタートを切った。10月シリーズの2戦目となった敵地でのスコットランド代表戦こそスコアレスドローで終えたが、依然として3勝1分と無敗を維持し、2位につけるクロアチア代表に勝ち点差「3」をつけて首位を走っている。
年内最後の11月シリーズでは、15日にポルトの本拠地『エスタディオ・ド・ドラゴン』にポーランド代表を迎えた後、18日には敵地の『スタディオン・ポリュド』でクロアチア代表との“首位決戦”が控えている。そんな2試合に向けて、FPFは8日付でロベルト・マルティネス監督が選んだ26名のメンバーを発表していた。
だが、今回のFPFの発表によると、同メンバーからパリーニャが離脱することが決まった。FPFは「検査の結果、コンディション面に問題が見つかった」とのみ発表しているものの、パリーニャの所属クラブであるバイエルンは、同選手がそけい部に問題を抱えていると報告。この後、パリーニャはミュンヘンへ戻り、さらなる検査が予定されているという。
当初R・マルティネス監督が選出した26名のメンバーのうち、MFマテウス・ヌネス(マンチェスター・シティ/イングランド)とMFペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング)は既に不参加となることが伝えられている。11日にはこの2人に代わって、MFサム・コスタ(マジョルカ/スペイン)を追加招集。パリーニャは今シリーズ3人目の離脱者となり、これまで国際Aマッチ通算33試合出場2ゴールを記録しているMFが、11月シリーズを欠場することなった。
なお、パリーニャが離脱となった場合、バイエルンにとっても痛手となりそうだ。現在29歳のパリーニャは今夏にフルアムからバイエルンに完全移籍加入し、ここまで行われた公式戦13試合に出場している。
【ハイライト動画】ポルトガル代表、10月シリーズは1勝1分