メジャーリーグ機構(MLB)は15日(日本時間)に各リーグで打者として最も活躍した選手に贈られる「ハンク・アーロン賞」を発表、ドジャースの大谷翔平(30)が昨年に続いて2年連続2度目の受賞。両リーグでの受賞はメジャー史上初の快挙となった。2年連続での受賞は2019年のC.イエリッチ(ブルワーズ)以来、史上6人目となった。
ハンク・アーロン賞とは本塁打だけではなく、安打数や盗塁など打者としての攻撃力が評価され、その年の最も優れた打者に贈られるもので、アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグから各1人、殿堂入り選手からなる選考委員会とファンの投票によって受賞者が決定される。この賞はハンク・アーロンがベーブ・ルースの通算本塁打記録を破ってから25周年を記念して1999年に創設された。
今季の大谷は打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁とメジャーキャリアハイをマークし、メジャー史上初の「50本塁打・50盗塁」の“50-50”を達成。日本人選手初となる本塁打と打点の“二冠王”に輝いた。そして、ア・リーグ、ナ・リーグの両リーグでホームラン王を獲得したのは1998年のM.マグワイア(カージナルス)以来、26年ぶりでメジャー史上4人目、異なるリーグでの2年連続本塁打王は史上初となった。
ア・リーグは本塁打・打点の“二冠王”ヤンキースのA.ジャッジ(32)が2年ぶり2度目の受賞となった。
【ハンク・アーロン賞受賞者】
◆ナ・リーグ
大谷翔平(ドジャース)
159試合 打率.310 54本塁打 130打点 59盗塁 OPS1.036
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◆ア・リーグ
A.ジャッジ(ヤンキース)
158試合 打率.322 58本塁打 144打点 10盗塁 OPS1.159