《今回、ワールドチャンピオンの余韻が残っているなか、このような騒動でご迷惑をおかけしたくなかったので、本日のご説明となりました。関係者各位にご心配ご迷惑をおかけしましたこと、ご覧になり不快な思いをさせてしまった皆様に深くお詫びいたします》
11月8日に自身のインスタグラムでこのように綴ったのは、元巨人で野球評論家の元木大介氏(52)。今年の2月にドジャース・大谷翔平選手(30)の愛車をインスタグラムで公開し、この投稿に批判が集まっていたことに対する謝罪だった。
「ことの発端はドジャースが4年ぶりの優勝を果たした10月30日のMLBワールドシリーズでした。元木さんはフジテレビのリポーターとして現地で観戦をしていたのです。
フジの取材チームは優勝後の大谷選手に取材を試みましたが、大谷選手は彼らのほうを一瞥したものの、カメラの前にやって来ることはありませんでした。大谷選手がその際にらむような表情をしたため、“フジの取材を拒絶したのではないか”といわれているのです。
過去にフジは大谷選手が購入したロスの新居を勝手に空撮したことで、同選手を激怒させ、取材パスを没収されたと報じられました。それに加え、今回の取材に同行していた元木さんは、今年の2月に大谷選手のポルシェを自身のSNSに勝手に公開したことで炎上していました。
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つまり、フジと元木さんの双方が行っていた過去の行為が、今回の取材拒否を招いたのではないかと言われているのです」(スポーツ紙記者)
この“取材拒否”で、約8カ月も前の行為が再炎上するという形となった元木氏。冒頭のように謝罪をしたものの、今回の騒動はフジテレビ局内にも波紋を呼んでいるという。
「今後、元木さんのテレビ起用を取りやめるようです」と話すのは、あるフジテレビ関係者だ。
「2023年までは巨人で一軍作戦兼内野守備コーチを担っていたこともあり、取材力を見込んだフジは『ジャンクSPORTS』や『S-PARK』などで元木さんを積極的に起用してきました。
しかし、今回の騒動で大谷選手のファンから大きな反感を買ってしまったこともあり、フジ側としても今後の起用は難しくなってくると思います。
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取材拒否を受けたフジの報道局は、炎上したロス新居の報道にかかわっていた記者について『今後、同記者の名前を表示しないように』との通達を出しているようです。元木さんもまた、こうした言わばフジによる“トカゲのシッポ切り”の対象になってしまうようです。
来季のドジャースは3月18、19日に日本での6年ぶりの開幕戦を控えており、大谷選手の日本帰還が注目を集めています。しかし、“これ以上、大谷を刺激したくない”という考えから、スポーツ特番などでの元木さんの起用は見送られることになると思われます」
フジテレビが大谷との亀裂を回復させるのはいつになることだろうか――。
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