お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(33歳)が、11月14日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。選挙の投票は“義務化”すべきか、との問いに「僕は大賛成」と話し、その理由を語った。
番組はこの日、先月行われた衆議院選挙で、裏金問題などによって劣勢の自民党と野党の攻防が注目されたにも関わらず、投票率は約54%と戦後3番目の低さだったことに注目。どうすれば投票率が上がるのかを考えた。
今年9月に番組が開催した自民党総裁選の討論会において、当時候補者だった石破茂総理は「自民党では常に少数説だが、投票は義務化すべきだと思っている。この国や地域がどうなろうが知ったことではありませんというのは、私はいいことだと思っていない」と言及したことを紹介すると、番組MCを務めるEXIT・兼近大樹は「僕は大賛成」と支持。
その理由を「納税は義務化されているのに、その税金を使う人を決めるのはなぜ義務ではない? それなら納税も好きな人だけするようにしないとフェアじゃないでしょ? と、いつも思っちゃっている」と語る。
また、兼近は「税金はきちんと徴収するのに、投票に関する知識は与えてくれない。国民が政治に興味がない方が、政府は助かる部分もあるのでは? と思っている」と切り込んだ上で、「日本には『勉強してないなら喋るな』『できないならやるな』みたいな風潮が根付いていると感じる。こうやって何もしない人が大半を占めると、行動を起こした人が自ずと得をする。そうやってお金持ちになった人が庶民になんとなく分配して、その少ないものでも庶民が幸せを感じられるのが日本。『なんか幸せだから、まぁいっか』が続いてしまって、いい意味でも悪い意味でも国を信用してしまっているから、選挙に行かなくてもいい国になっている。今後絶望的な何かが起きた時に初めて選挙に行くようになるのでは?」と持論を展開。そして「投票に行かない人たちは“大きな損”をしていないように見えて、“ちょっとした損”はしているはず。それを意識して欲しいなと思う」と呼びかけた。
相方のりんたろー。は「今回の衆院選では、キャッチーかつ聞こえの良いメッセージを発信すると、響く層があることがわかった。そして、投票に行った人は自分が投じた一票に責任を持つというか、その後の政治にも興味を持ち続けるのかな? と思う。投じた先が失敗に終わったとしても、それはそれで学びに繋がるから、まずは選挙に行って学んでいくのもアリなのでは?」と話した。
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