11月16日、静岡県の富士スピードウェイでENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEのシーズン最終戦となる第7戦『S耐ファイナル富士』の公式予選が行われた。総合ポールポジションはST-Xクラスの33号車Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(リー・ジェフリー/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/オジェイダ・ジェイデン)が獲得している。
ST-Zクラスは、大塚隆一郎と富田竜一郎がドライブした26号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4が3分34秒213の合算タイムでクラスポールを獲得。2番手にはREVISION AMG GT4、3番手にはNANIWA DENSO TEAM IMPUL Zが続いている。このST-Zはすでに前戦で埼玉 GB GR Supra GT4のチャンピオンが決定済みだが、僅差の予選ということで、決勝でも白熱のレースが繰り広げられるはず。
ST-2クラスは6号車新菱オートDXL夢住まい館EVO10がポールポジションを決め、第2戦富士24時間からの続く連続ポールポジション記録を6回に伸ばすことに成功している。こちらも僅差の予選となったST-3クラスは15号車岡部自動車Z34が最速となるも、0.142秒差で38号車TRACYSPORTS with DELTA RC350 TWSが2番手に続いた。
ST-4クラスはAドライバー予選で66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RFがクラストップタイムを記録したが、合算では41号車エアバスターWINMAX GR86 EXEDYが上回りクラスポールを獲得。15台が争うST-5クラスはランキング首位の88号車村上モータースMAZDAロードスターが王者に向けたクラスポールをゲットしている。
また、今回の第7戦には8台が参加する開発クラスのST-Qは、92号車GR Supra Racing ConceptがST-Zを上回る総合7番手に入った。クラス2番手は230号車のNISSAN Z NISMO Racing Conceptが続き、3番手は271号車Honda CIVIC TYPE R CNF-Rというトヨタ、ニッサン、ホンダがトップ3を分け合った。
大型アップデートが投入された55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptは、目標の51秒台には届かなかったもののST-Qの4番手、総合37番手となった。その背後にはおなじくアップデートが施された61号車SUBARU HighPerformanceX Future Conceptが総合38番手で続いている。