岩屋毅外相は16日(日本時間同)、ロシアの侵攻が続くウクライナを訪問した。シビハ外相と首都キーウ(キエフ)で会談。北朝鮮の兵士派遣を含むロ朝軍事協力に対して懸念を共有し、安全保障分野の情報共有・連携を強化することで一致した。機密情報を共有する「情報保護協定」を締結し、外交・防衛当局者による2国間のハイレベル対話の実施も申し合わせた。
石破内閣の閣僚がウクライナ入りするのは初めて。同国支援にトランプ次期米大統領が消極的な姿勢を見せ、先行きに不透明さが増す中、寄り添う姿勢を内外にアピールする狙いがある。