尼崎市長が稲村和美氏の支持表明、狙い明かす「バランスが悪くなる危機感がありました」

兵庫県尼崎市長の松本眞氏が18日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月〜金曜午前8時）にリモート出演。元尼崎市長稲村和美氏の支持表明を行った狙いに言及した。

番組では再選を果たした斎藤氏の選挙戦の舞台裏を特集。17日投開票の兵庫県知事選において、無所属の前職斎藤元彦氏（47）が、元尼崎市長稲村和美氏ら無所属6新人を破り再選を果たした。

松本氏は、稲村氏の支援を表明した県内29市長による市長会の有志22人の1人だった。

「それぞれの市長の思いはそれぞれだと思う」とした上で、松本氏自身は「当時、ほとんどのネットの情報が斎藤さんを応援する情報ばかりになった、恐ろしいくらいその情報になった」と指摘。

「例えばSNS、ヤフー等々のネットのコメントも応援情報が席巻されていまして、ほとんど稲村さんの情報が出なかったというところに危機感を感じた。私としては自分の見解をきちんと出すことによって、有権者にお届けしないとバランスが悪くなる危機感がありました」と説明した。

今後の斎藤知事との向き合い方を問われると、「選挙の課題はあったとしても、選挙の結果は結果でありまして、選挙が終わればそれぞれの市長さんはそれぞれの市政の発展のために全力を尽くさないといけない立場」とした。

続けて「当然県政との連携もしていかなければなりません。課題は残るかもしれませんけれども、しっかり、市政と県政でコミュニケーションを取っていかないといけないと思っている」と私見を述べた。