俳優の山崎育三郎が18日、都内で行われた文部科学省「Global×Innovation人材育成フォーラム」『世界を舞台に!留学全力応援イベント』に登場した。
【写真】約100人に囲まれ、笑顔でガッツポーズをみせる山崎育三郎 高校時代、アメリカ・ミズーリ州のノースカントリー・ハイスクールに1年間留学経験がある山崎は、「一日留学応援団長」として、会場に集まった約100人の小中高生、大学生とその保護者に対して、自身が経験したリアルな留学体験や留学から得たことについて語った。
12歳の時にミュージカルでデビューした山崎。その後、15歳で変声期を迎え、オーディションを受けても何も受からない状況になったといい「一度ミュージカルから離れ、充電期間を作りたかったですし、留学していた兄のアドバイスもあって留学を決めました」ときっかけを明かす。
兄の勧めでアジア人がいないような田舎に留学することになったそうだが、「初日から囲まれていろんなことを言われて怖くなっちゃって、3ヶ月間友達ができなかった。授業の間もトイレに隠れていて。でも、そんな環境をどうにか変えたいと思って、ある時ダンスパーティーに1人で参加して、500人の真ん中でダンスを披露したんです。そしたら『IKU! IKU! IKU!』とコールが起きて、最高じゃないかと声をかけてくれた。それ以来すべてが変わりました」と留学先でのターニングポイントを語った。
続けて「そのときの大きな一歩が今もベースにあって、今は逆に自分が“怖い”と思う環境を探すのが癖になっている」と話す。
そして留学への一歩を踏み出すのを迷っている学生たちに「自分が怖いなとか不安に思っているところにしか大きな変化はないと思っています。英語を学ぶとかも大事だけど、自分で考えて、決意して、動く、という経験を学生のうちにしてほしいと思うので、一歩踏み出してほしい。自分が怖いと感じるところにしか、成長はないと信じています」とメッセージを送った。