俳優の神尾楓珠と桜田ひよりが主演を務める映画『大きな玉ねぎの下で』(2025年2月7日公開)に、山本美月、中川大輔、伊藤あさひ、休日課長、和田正人が出演していることが、手書きコメント(画像)とともに発表された。あわせて場面写真も14点、解禁となっている。
【場増】映画『大きな玉ねぎの下で』解禁となった場面写真は14点 本作は、ロックバンド・爆風スランプの不朽の名曲にインスパイアされた、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋をするラブストーリー。SNSで簡単につながれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観はもちろん、令和と平成ふたつの恋が交錯することも本作の大きな見どころの一つ。
本日、発表されたのは、丈流(神尾)と美優(桜田)を取り巻く人物たち。カフェ「Double」で働く美優の先輩、篠田沙希役を、俳優・モデル、さらにはイラスト制作も手がけるなど多彩な才能を開花させていることでも話題の山本が演じる。先輩として、恋に仕事に一喜一憂する美優を温かく見守る役どころで、山本は「撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました」とコメントしている。
ネクストブレイク必至の若手、中川と伊藤は、丈流の大学のクラスメイト役で出演。丈流の“もどかしい恋”を陰で支えるムードメーカー的存在の喜一役を中川。流や喜一と違い、将来を見据え堅実的に行動する小柴役を伊藤が演じる。
中川は「人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました」と、本作が感動の物語であることを熱弁。伊藤は「楓珠くんからも『本当の友達がいるとうれしい』と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました」とコメント。普段から交流のある神尾と伊藤のシーンに注目だ。
「ゲスの極み乙女」「DADARAY」「ichikoro」「礼賛」の4つのバンドでベースを担当し、映画やドラマで俳優としても精力的に活動している休日課長は、丈流のバイト先、バー「Double」の店長・重田役を演じる。将来に悩む丈流を見守る職場の先輩というキャラクター。休日課長は「高校時代、初めて『大きな玉ねぎの下で』を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなくうれしかったです」と、本作への思いを明かしている。
そして、丈流がバーで出会うベンチャー企業の社長・望月役を和田が演じる。和田は「世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい」と本作ならではの魅力を語っている。
解禁となった場面写真では、バイト先のノートを通じて言葉を交わし始めたことを機に、お互いの顔も声も知らぬままひかれ合う丈流と美優が、気になる“あの人”のことを思い浮かべながら「伝えたい想い」をノートにつづるときの優しい表情が印象的。「いつか会ってみたい」と思いながらもあと一歩が踏み出せない、そんな不器用な彼らを取り巻く人たちの姿も収められている。
一方、平成で描かれる“もう一つの恋”にも注目。公開された場面写真の中には、同じ高校の放送部に所属する虎太郎(藤原大祐)と大樹(窪塚愛流)が部室でふざけあう仲睦まじい様子や、病気がちで控えめな今日子(伊東蒼)と彼女に寄り添い支える親友の明日香(瀧七海)の姿も。大樹から手紙の代筆を頼まれ、手紙のやり取りを交わすうちにいつしか文通相手に恋をしてしまう虎太郎と、たわいもない手紙のやり取りがつらい入院生活の支えになっていく今日子。令和と平成、時代を超えて交差する切なくも淡い恋の物語の行方が気になる場面写真となっている。
■キャストの手書きコメント(原文ママ)
▼山本美月
少し休んでいた期間があったので不安でしたが、草野監督とご一緒してみたかったのと、素敵なお話だったので受けさせていただきました。撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました。ひよりちゃんは初めましてでしたが、とても一生懸命で真面目で可愛い方です。この作品は、懐かしい気持ちになる方も居れば、また新鮮な気持ちになる方も居る、幅広い世代で楽しめると思います。この優しい空気感を感じに是非観に来てください。
▼中川大輔
以前、武道館にライブを観に行った際、偶然「大きな玉ねぎの下で」を口ずさんでいたんです。こんな恋愛素敵だなと思っていた記憶が、出演のお話を聞いた時に蘇りました。人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました。現場では、監督の意向もあって、神尾さんを笑わせることを目標に演じていました。あさひも含めて3人で本当の同級生の空気を作れたと思います。みなさんの心に残る映画となっていますので、ぜひ映画館で観てほしいです。
▼伊藤あさひ
オファーいただいた際、楓珠くんからも「本当の友達がいると嬉しい」と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました。台本を読んで、SNSなどが発達した時代ですが、想いを伝えるのには悩みながら人の手で書かれた手紙も素敵だなと改めて気づかされました。この映画には大切な人からもらう手紙のような安心感があります。「大きな玉ねぎの下で」という曲と共に、どこか懐かしい気持ちになりながら楽しんでいただけたら幸いです。
▼休日課長
高校時代、初めて「大きな玉ねぎの下で」を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです。手書きのメッセージだからこそ描かれる恋の魅力、美しさ、泣いてしまいました。私の演じた重田は、ちょっとイタい感じが自分とシンクロ。そんな私&重田に明るく接してくださった神尾さん、すっかりファンになりました。みなさん、映画を観にきてください。素晴らしいです。
▼和田正人
小学生の頃に聴いた名曲にインスパイアされた作品という事もあり、今作のお話を伺った時は、僕自身があの頃にタイムスリップしたかのような懐かしい感覚になりました。神尾君との撮影は、より良い空気感のもとでシーンを作り上げようという想いを、言葉なくとも互いに共有できたように思えて、面白かったです。世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい。