【写真】『あんぱん』志田彩良、ソニンら追加キャスト
本作は、『アンパンマン』を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919‐2013)と、小松暢さん(1918‐1993)夫婦をモデルにした物語。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描く。脚本は中園ミホによるオリジナル作品だ。
高橋文哉が演じる辛島健太郎は、嵩の同級生。福岡出身の健太郎は、若い頃に友人がいなかった嵩にとって真の友人となっていく。のぶや朝田家の面々とも関わっていく存在だ。
高橋は「この辛島健太郎という役は本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直でまっすぐな子だからこその言動だなと感じています。そして、健太郎は福岡出身なので、初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!!」と自身の役柄についてコメント。
今回初めてとなる連続テレビ小説への出演については、「このお仕事をしていて目にすることも耳にすることも多い『朝ドラ』という言葉が、すごく遠い存在に感じていながらも、いつか携わることが出来るように努力してきた自分もいるのが事実です」と話し、「今回、『あんぱん』で辛島健太郎という役をデビュー5周年の節目に託していただけたこと、本当に胸が高鳴ります。僕にしか作れないものを皆様にお届けする覚悟で現場に存在したいと思っています」と語った。
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志田は「これまでもオーディションに挑戦し、結果に涙してきた念願の朝ドラに出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです」と出演の喜びを明かした。
ソニン演じる山下実美は、のぶが通う高等女学校の教師。ソニンは「高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います。それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生。そのコントラストが出るように演じたいと思います」と役柄への想いを寄せた。
瀧内公美が演じる黒井雪子は、のぶが高等女学校を卒業後に入る女子師範学校の教師。瀧内は「主人公ののぶさんに立ちはだかる壁として登場させていただきますので、非常にやりがいのある役です。パワフルに気合を入れて演じていこうと思っております」と意気込みを語った。
山寺宏一が演じる座間晴斗は、嵩が通う芸術学校の教師。嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師だ。山寺は「座間晴斗は、やなせ先生の恩師がモデル。型にとらわれず本質を見抜き、学生たちに真の自由を説く、当時としては稀有(けう)な先生だと思います。やなせ先生への感謝を込めて、この役に全力で取り組みたいと思います!」とコメントを寄せた。
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※キャスト、制作統括/倉崎憲チーフ・プロデューサーのコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■高橋文哉
この辛島健太郎という役は本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直でまっすぐな子だからこその言動だなと感じています。そして、健太郎は福岡出身なので、初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!! 北村匠海さん演じる柳井嵩の一番の親友ですので、この作品の中で2人の関係性と空気感を大切にしつつ、健太郎にしか引き出せない嵩くんをお届けしたいと思っております。
この役をこの『あんぱん』という作品の現場で演じられることを誇りに、精一杯向き合いたいと思います。
■志田彩良
これまでもオーディションに挑戦し、結果に涙してきた念願の朝ドラに出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです。
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■ソニン
高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います。それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生。そのコントラストが出るように演じたいと思います。
■瀧内公美
登場人物全体においては、アンパンマンに登場するキャラクターたちを想起させるような人物名になっており、キャラクターイメージが湧きやすい印象を持ちました。
主人公ののぶさんに立ちはだかる壁として登場させていただきますので、非常にやりがいのある役です。パワフルに気合を入れて演じていこうと思っております。
■山寺宏一
まず、この作品に出演できることをとても光栄に思います! 36年前『それいけ!アンパンマン』のばいきんまんのオーディションには落ちたものの、めいけんチーズ役としてレギュラーになれたことに感謝です。座間晴斗は、やなせ先生の恩師がモデル。型にとらわれず本質を見抜き、学生たちに真の自由を説く、当時としては稀有(けう)な先生だと思います。ドラマでは、飄々(ひょうひょう)としながらもユニークでおちゃめな面が加わっているような…。やなせ先生への感謝を込めて、この役に全力で取り組みたいと思います!
■制作統括コメント/倉崎憲 チーフ・プロデューサー
これまでヒロイン・のぶと嵩のそれぞれの家族関連の皆さんを発表させていただきましたが、今回は2人が学生時代に出会う主な人々です。
嵩にとっての初めての親友・健太郎役に高橋文哉さん。彼の可能性にあふれた存在、そのさらなる可能性をこの『あんぱん』で今までとは違った一面を世に観てもらいたいという想いでオファーさせていただきました。嵩とのコンビだけでなく、恋の行方にも注目して観ていただきたいです。
のぶの幼なじみ・うさ子役の志田彩良さんは、ヒロインオーディションに参加していただいたことがキッカケで、透明感と誠実な人柄に魅かれ、ご一緒させていただきたいと念願叶いました。薙刀(なぎなた)の描写もあり熱心に稽古を積まれているのでお楽しみに。
のぶが通う女学校の山下先生役には高知出身のソニンさん。ご当地の高知を訪れるたびに、ソニンさんの出演を心待ちにしている地元の皆さんの声を多く聞き、その期待に応えたいとお声がけさせていただきました。
女学校卒業後にのぶが入る女子師範学校の黒井先生役には、かつて教師を目指されていた時期もあるという瀧内公美さん。厳格でのぶにとってある種の壁として立ちはだかる教師を演じていただきます。
ここまでの4名の皆さんは今作が連続テレビ小説初出演となります。
そして嵩の恩師、座間先生役に山寺宏一さん。「自由に責任をもって行動してほしい。机で勉強しているだけではろくな作品はできない。銀座で吸収するものは、学校で習うものよりも栄養になる」と豪語する先生がモデルで、真の意味での“自由”を説くのに説得力を持つであろう山寺さんにオファーさせていただきました。アンパンマンにも『あんぱん』にも山寺さんの存在が必要不可欠なのです。
『あんぱん』は今年9月にクランクインしまして、日々とても温かく熱量ある現場で収録は順調に進んでおります。放送まであっという間に5ヶ月を切りましたが、多彩なキャストの皆さんと紡いでいく『あんぱん』をぜひ楽しみにお待ちいただけますと幸いです。