メルセデスAMG最小モデルにマット塗装を施した最後の限定車“A45 S 4MATIC+ Final Edition”を設定

　メルセデス・ベンツの高性能部門AMGが手掛ける最小ハッチバックの『A45 S』に、マット塗装のAMGグリーンヘルマグノを初採用しつつイエロー＆ブラックのアクセントカラーを施し、さらに日本市場での限定カラーとして同じくマットのMANUFAKTURマウンテングレーマグノも設定する特別装備多数の最終限定車『メルセデスAMG A45 S 4MATIC＋ ファイナル・エディション』が登場。11月18日より注文受付が開始されている。

　現行で4代目を数える『Aクラス』をベースに、直列4気筒の2.0リッター直噴ターボエンジンの『M139』を搭載したA45 S 4MATIC＋は、ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム“カムトロニック”を採用し、最高出力421PS（310kW）、最大トルク500Nmというクラス最高峰のアウトプットを誇る。

　その最大トルクは5000rpmから5250rpmの範囲で発生するなど、トルクカーブが自然吸気エンジンに近い特性を実現したことで、エモーショナルな加速感を味わうことができ、レスポンスや吹け上がりの改善も行うことでレブリミットも高く7200rpmに設定されるなど、ピュアスポーツカー並みのエンジン性能が備わる。

　さらに横置きのブロックに対し後方排気、前方吸気とすることでエンジン搭載位置を下げて操縦性に貢献するだけでなく、空力性能にも貢献するレイアウトとしている。

　そんな同車をベースとした今回の限定モデルは、ボディカラーにAクラス初採用の外装色となるAMGグリーンヘルマグノをはじめ、日本限定色となるMANUFAKTURマウンテングレーマグノの両マット塗装色に、ソリッドのポーラーホワイトを採用。ボンネットにはAMGのエンブレム、ドアパネルには「45 S」のデカールが施されるなど同モデルの集大成であることを主張する。

　また、ファイナル・エディション専用の19インチAMG鍛造アルミホイールを含むエクステリア全体にイエロー＆ブラックのアクセントも加えられ、固定式リヤウイングをはじめとするエアロパーツによって、高速走行時の走行性能を高めるなど、機能面でも最高峰の位置付けとされている。

　一方のインテリアでも、同じくファイナル・エディション専用のAMGアルミニウムインテリアトリムやイエローイルミネーテッドステップカバーなど限定装備を多数採用。マルチコントロールシートバックを備えた運転席・助手席のAMGパフォーマンスシートのヘッドレストには、イエローアクセントで「45 S」と刻印されるなど特別感が演出される。

　さらにAMGスピードシフトDCTの8速デュアルクラッチは、全速度域でのきわめて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギヤのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現。

　エキゾーストシステムには自動制御のフラップが装備され、選択したドライブモードに応じてバランスの取れた音色から、ドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのエキゾーストサウンドまで切り替えを行うことが可能に。

　ともに35万円の有償オプションとなるAMGグリーンヘルマグノが50台、日本限定色となるMANUFAKTURマウンテングレーマグノが150台、そしてソリッドのポーラーホワイトが100台の用意となり、全車右ハンドル仕様の価格は1150万円（税込）となっている。

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