西日本から今季初の冬の便り 比良山で初冠雪 北日本は積雪増 午後も積雪や凍結注意

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2024年11月19日 11:49  日本気象協会

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日本気象協会

西日本から今季初の冬の便り 比良山で初冠雪 北日本は積雪増 午後も積雪や凍結注意

今季一番の寒気が流れ込み、昨夜から今朝にかけて北日本を中心に広く雪に。北海道旭川市では12時間降雪量が20センチとなるなど、積雪が急増した所も。また、関東甲信〜近畿も山は雪が降り、群馬県赤城山と滋賀県比良山から初冠雪の便り。午後も雪の積もっている所や峠越えは積雪や凍結に注意。



●北日本で積雪増 関東甲信〜近畿で初冠雪も 積雪や凍結に注意


昨夜から今朝にかけては、今季一番の寒気が流れ込み、北海道や東北を中心に広い範囲で雪が降りました。
午前11時の積雪は、青森県八甲田山系の酸ケ湯で61センチ、北海道夕張市で23センチ、旭川市で18センチとなり、12時間降雪量の最大値は青森県の酸ケ湯で50センチ(午前1時まで)、北海道旭川市では20センチ(午前4時まで)となるなど、積雪が急増した所もありました。

また、関東甲信や北陸、東海、近畿も山は雪の降った所があり、今日19日は、前橋地方気象台から赤城山の初冠雪の便りが届き、彦根地方気象台からは比良山の初冠雪の便りが届きました。赤城山の初冠雪は平年より3日早く、昨年より34日早い記録となり、比良山の初冠雪は平年より2日早く、昨年より6日遅い記録となりました。なお、今シーズン西日本で初めての初冠雪となりました。

午後は次第に雪はやんできますが、雪の降った所では、すぐには雪が解けずに残るため、積雪に十分ご注意ください。峠越えの車は必ず冬用タイヤを装備し、雪道に慣れている方でもシーズン初めは事故に遭いやすいため、積雪や路面凍結に十分な注意が必要です。


●冬道の運転 注意するキーワードは「ふゆとじこ」


シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、十分な注意が必要です。この時期、車を運転する際に、気をつけていただきたいポイントは、5つあります。

(1)冬道装備をしっかりと行いましょう。早めに冬用タイヤに取り換えたり、タイヤチェーンを用意したりしましょう。雪道運転は、バッテリーが上がりやすくなります。遠出をする際は、予備のウォッシャー液やバッテリーを確認するなど、事前の点検も忘れないでください。
(2)ゆっくりと、慎重に運転しましょう。雨や雪が降った後に、気温が低いと、普段、慣れている道でも、思わぬ所が凍結している可能性があります。また、雪のない所でも、道路が黒っぽく見えたら、凍結している恐れがありますので、油断しないでください。
(3) 時には、迂回や出控えることも、選択肢の一つです。ドライブプランなどを、一時的に変更するのも良いでしょう。
(4) 時間に余裕をもって、出発しましょう。慌てると、凍結した道路でも、ついスピードが出てしまい、事故につながってしまいます。
(5) こまめに天気や道路情報を確認しましょう。天気予報が、急に「晴れ」から「雪」に変わるかもしれません。雪が降ると、道路が通行止めになることもあります。
5つのポイントの頭文字を並べて、「ふゆとじこ」と覚えてください。



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