俳優の米倉涼子が19日、都内で行われた『劇場版ドクターX』(12月6日公開)完成披露舞台あいさつに登壇。12年続いた『ドクターX』シリーズラストとなる本作への思いを語った。
【集合カット】圧巻…!ドクターX出演者たちが一同に集結! 1万3000通の応募の中、当選した観客たちを見わたした米倉は「大門未知子を演じました米倉涼子です」とあいさつした。同映画関連イベントでは、10月17日に亡くなった西田敏行さんを思い、涙する場面が多かった米倉。この日は「今日は言えた!」と安堵の表情を見せた。
そして「完成報告会では西田(敏行)さんもいたけど、きょうはこうして皆に会えて幸せです」としみじみ。「ワンシーンワンシーンを噛みしめるように、一時一時を美知子として噛みしめながら撮影をしていたんです。それが形になってお披露目できる日が来て、『私、ファイナルって言っちゃってる…』っていう感覚が押し寄せてきている感じがします」とさびしさをにじませた。
この日は、田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、染谷将太、西畑大吾(なにわ男子)、遠藤憲一、中園ミホ氏(脚本)、田村直己監督が登壇。撮影時のエピソードをクロストークで繰り広げ、ファミリー感を伝えた。最後に、締めのあいさつを頼まれた米倉は「こういうのが一番苦手」としつつ「私たちが12年間積み上げてきた思いを込めて『劇場版ドクターX』ファイナルに思いを詰め込みました。新しい仲間も一緒に思いのこもった、思いがこみ上げるような映画にできあがっていると思いますので、楽しんでください」と期待を高めた。
“絶対に失敗しない”フリーランスの外科医・大門未知子(米倉)が、難易度の高い手術を行い、群れ・権威・束縛…といった概念を打ち砕いて活躍する姿を描き、2012年から現在まで7シリーズが放送された国民的人気ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)。ドラマ誕生から12年、シリーズをけん引してきた最強の布陣により初映画化され、ついにシリーズ完結を迎える。
『劇場版ドクターX』は、第37回東京国際映画祭で新設された女性監督の作品、あるいは女性の活躍をテーマとする作品に焦点をあてた作品が選出される【ウィメンズ・エンパワーメント部門】に正式出品された。
舞台あいさつのMCは、大下容子アナウンサーが務めた。