韓国俳優チャン・ドンゴン(52)が20日、都内で行われた映画「満ち足りた家族」(1月17日公開、ホ・ジノ監督)ジャパンプレミアに、ホ監督とともに出席した。
弟で医者のジェギュ(チャン)と兄で弁護士のジェワン(ソル・ギョング)が、交通事故にあった子どもをきっかけに、関係が崩れていく物語。家族間の親密な描写を細やかに描写しながら、人間の奥底に潜むよどみや揺れ動きを描いた。23年秋のトロント国際映画祭でワールドプレミアが行われ、その後20以上映画祭で入選して話題となっている。
チャンは「トロントでは、海外の方からの反応がよくて安心した。文化の違いはあるが、細やかなところまで共感してくれた。今度は日本のみなさんがどうご覧になるかが楽しみ」と語った。
チャンは道徳的で良心のある医師役を演じる。これまでは軍人や殺し屋、ゾンビといった非現実的な人物を演じることが多かった。「そんな中で今回は現実的。シナリオを読んだときも面白そうだったし、いい作品になることを確信した」と、現実味のある役柄に笑顔。それでも「とてもいい人に見えるキャラクターだが、隠れた本性や弱点が見える。表面的ではなく、立体的なキャラクターとして演技ができるのではと思っていた」と、見どころを紹介した。
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