今年4月の衆議院補欠選挙をめぐり、他の陣営の選挙活動を妨害した罪に問われている「つばさの党」の代表らが、初公判で無罪を主張しました。
今年4月の衆議院東京15区補欠選挙の期間中、他の陣営の選挙カーを車で執拗に追いかけるなどして選挙活動を妨害した罪に問われている政治団体「つばさの党」の代表・黒川敦彦被告(46)と、幹事長の根本良輔被告(30)ら3人の初公判が東京地裁で開かれました。
起訴内容について、黒川被告は「政治的で意味のある適法な行為だ」、根本被告は「他の立候補者の疑惑を追及しただけだ」と述べ、無罪を主張しました。
検察は冒頭陳述で、他の陣営の演説活動を妨害する様子を撮影して動画配信することで、「収益性を期待していた」と指摘しました。
一方、弁護側は「公職選挙法の構成要件が漠然としていて、明確性がなく無効だ」と法律の不備を指摘したうえで、黒川被告らの行為は「選挙活動であり、政治的表現の自由だ」として無罪を主張しました。
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