お笑い芸人・千原ジュニアが、MBS・TBS系『プレバト!!』(毎週木曜 後7:00)で詠んだ俳句が石碑となり、故郷・京都府福知山市に建立された。18日、ジュニアが出席し、除幕式が行われた。
【写真】福知山市民が歓迎! 千原ジュニアの句碑除幕セレモニー 福知山ドッコイセ大使を務めるジュニアは、『プレバト!!』の「俳句」で永世名人として活躍。番組内で夏井いつき先生が「福知山に句碑を建ててもらいたい」と絶賛し、これを見た市内の石材会社・中垣石材が句碑を作り、福知山市に無償提供したいと申し出た。「故郷(ふるさと)の苜蓿(もくしゅく)の(か)は濃かりけり」の句碑が、福知山城下の「ゆらのガーデン」に完成した。
縦1メートル40センチ、横63センチ、厚さ49センチ。福知山産の「大江山御影石」製で、文字はジュニアの直筆をいかして掘られた。
ジュニアは「東京でも苜蓿、クローバーは見ますが、やっぱりふるさとは緑の香りが濃い気がする、という思いを詠ませていただきました」と解説。「芸人で句碑を建てていただいたのは過去いないのでは」と驚きを表しつつ、最後に観覧者に向かって「せっかくなので来てくれた皆さんそれぞれと、句碑を挟んで写真を撮れたらと思ったのですが、よろしいでしょうか?」と切り出し、急きょ観覧者1組ずつとの2ショット撮影が行われた。
セレモニーの様子は、21日放送の『プレバト!!』でも紹介。また、ジュニアのYouTubeチャンネルでも伝えられる。
句碑建立を記念し、ジュニアの直筆俳句とイラストがプリントされた特製トートバッグやジュニアサイン入りの句碑チェキが当たるキャンペーンも実施される。
■千原ジュニア コメント
普段東京で生活するなかでも苜蓿、クローバーを見ることはありますが、たまにふるさとに帰ったときに、「やっぱりふるさとは緑の香りが濃いような気がする」という思いを詠ませていただきました。
芸人で句碑を建てていただいたのは過去いないのではと思っています。夏井いつき先生がリップサービスで言ってくださったことに対して、本当に手を挙げてくださった中垣石材の方々には感謝しかありません。そして、立派な福知山城が見える絶景に建てていただいたことを誇りに思います。
また観覧にはたくさんの方にご応募をいただいたとのことで、残念ながら当選されなかった方には申し訳ございません。句碑はここにずっとありますので、ぜひ見に来ていただいて、写真を福知山城込みで撮っていただけたらと思います。
■株式会社中垣石材(句碑寄贈者)専務取締役 中垣昇太氏コメント
毎日放送『プレバト!!』さんを日ごろからよく拝見しています。そこで、千原ジュニアさんが詠まれた句が夏井いつき先生に「福知山に句碑を建ててもらいたい」と絶賛されていましたので、そのお言葉を真に受けまして、弊社から福知山市役所に寄贈させていただきたいとお願いしました。句碑の石は、福知山にある弊社の山で採れた「大江山御影」です。俳句を一行で彫れて、最も画数が多い「濃」という字をはっきり彫れる大きさの石を選びました。そして千原ジュニアさんご本人の直筆を写し取り、彫刻させていただきました。この寄贈が、福知山市のますますの隆盛の一助となれば、大変光栄に思います。
■福知山市長 大橋一夫氏 コメント
本日、福知山市に新たな名所が誕生しました。千原ジュニアさんの句碑をぜひ多くの方に見ていただきたいという思いで、ゆらのガーデンに設置しました。昨年は福知山鉄道館フクレルもオープンしましたし、この福知山城一体がさらに強力な魅力発信の地になっていけばと思います。ふるさと福知山に思いを馳せて俳句を詠まれ、また日々テレビなどでお顔を見ない日がないほどご活躍のなかで福知山に帰ってきてくださった千原ジュニアさんに心からお礼を申し上げます。そして、立派な句碑と説明碑を寄贈いただいた中垣石材の方々に、深く感謝申し上げます。