モリゾウがトヨタを激励。豊田スタジアム新コースでの“人力パワー”に観客から拍手/WRC写真日記

0

2024年11月21日 22:10  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

写真
 WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』は、11月21日(木)から競技がスタート。デイ1はシェイクダウンに加え、豊田スタジアム特設コースを使用したスーパーSSが行われました。開幕前日に続いて大会初日の雰囲気を編集部員がお届けします。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



やってきましたラリージャパン2024初日。シェイクダウンから競技が始まる木曜日は晴天に恵まれました。編集部員は7時30分ころに豊田スタジアム入りしたのですが、もうゲートの前にはお客さんが多数いて驚きました。



メディアセンターに荷物を置いた後は昨日に引き続きラリー1のサービスパークに行ってみました。3チームとも鞍ケ池公園でのシェイクダウンに向けて最終チェックと暖気をしていて、いよいよ本番といった雰囲気。



勝田貴元選手もストレッチをして体を温めます。本番前ということで少し緊張感のある雰囲気でした。



サービスパークを出たマシンは豊田スタジアム施設内を一度通り、ゲートから公道に出て会場に向かっていきます。



こちらはヒョンデのサービスパークからアンドレアス・ミケルセン選手が出る場面。なかなかの壁際ギリギリを攻めています。



ラリーの醍醐味といえば移動区間のリエゾンですよね。豊田スタジアム周辺の道路には朝早くからたくさんのファンが待機していました。



勝田選手もシェイクダウンに向けて出発です。ラリーマシンは正面から見ると迫力が増す感じを受けます。



やはり日本人ドライバーの勝田選手は大人気。スタジアムから出た直後に信号待ちをしていると、多くのファンが走って駆け寄っていました。



続いてはレイアウトが変わった豊田スタジアム内の特設コースをチェックするためにコースウォークへ。正直そこまで変わっていないだろうと思っていましたが、実際に自分の足で歩いてみると変化を感じ取ることができました。



コースウォーク後には豊田スタジアムを1周してみました。我々のメディアセンター部屋がある反対側の通路では、往年のラリーマシンが展示される『The Golden Age of Rally in Japan』が開催されていました。



会場にはスバル・インプレッサ555 WRC98、ミツビシ・ランサーエボリューションVI Gr.Aという日本ラリーファンにはたまらない2台も展示されています。そのほかにもトヨタ・セリカGT-FOUR ST185なども見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。



イベント広場では午後に航空ショーを行うブルーインパルスの飛行隊長、江尻卓2等空佐によるトークショーが行われていました。「同じ航空自衛隊所属でもブルーインパルスの任務はかなり異なる」ということなど、普段はあまり聞けないような内容をお話されていました。



シェイクダウン会場からマシンが戻ってきました。こちらはサービスパークに戻る前に洗浄を受けるエルフィン・エバンスのトヨタGRヤリス・ラリー1。



サービスパークではさっそく帰還したマシンの整備が行われていました。上のパーツはトヨタGRヤリス・ラリー1のアンダーフロアなのですが、3分の2が一体型になっています。



12時からはメディアペンと呼ばれる囲み取材会が行われます。今回のみサービスパークではなくイベント広場での開催ということで、お客さんも取材を受けるドライバーの姿をみることができます。



やはりラリージャパンということで勝田選手はメディアからも一際注目されています。シェイクダウンの感触は「悪くはないが、良くもない」とのことでしたが、スーパーSS終了時点では0.8秒差の3番手につけました。



会場の外では勝田貴元選手のお父さんである勝田範彦選手がファンにサインなどを行っていました。こちらも大人気でしたね。



ふと見ると、何やらすごく人が集まっている場所がありました。なんとこれは公式グッズショップの待機列です。やはり皆さんグッズは購入しておきたいですもんね。



14時からはブルーインパルスが航空ショーを開催。12もの見事な演目を披露してくれ、航空ショー終了後には集まった多くの観客から拍手が行われていました。ちなみにこちらは最後に行われた“サンライズ”です。



一日の時間の流れがかなり早く感じますが、17時からはスタジアム内でセレモニアルスタートが行われました。ラリージャパンに参戦する全ドライバー参加ということで、会場のボルテージも高まっていることを感じました。



ラトバラ代表は流暢な日本語で「私の名前はヤリ-マティ・ラトバラです!」と繰り返し話しており、周囲を笑顔にさせていました。



セレモニアルスタートにはモリゾウことトヨタ自動車の豊田章男会長も来場。スタンドの観客やスタジアムの雰囲気を見ながら「すごいね〜」と笑顔を見せていました。



TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームのオーナーでもある豊田会長。ドライバーとコドライバーの6名、ラトバラ代表と一緒に記念撮影です。



そんな和やかな雰囲気の後は、この後に競技本番がスタートするということで真面目ムードに一変。勝田選手はオジエ選手の言葉をかなり真剣に聞いていました。



ヒョンデ陣営もシリル・アビデブール代表とドライバー3名が本番に向けて最終ミーティング。ヒョンデはダブルチャンピオンがかかる一戦かつ、コンストラクターはトヨタと一騎打ちの戦いなので、このラリージャパンを落とすわけにはいきません。



こちらは記事でもお届けした頭文字Dへの情熱が凄まじいニコライ・グリアジン選手。好きなキャラクターは藤原文太と答えるあたりにその本気さが伺えます。



豊田スタジアムでのセレモニアルスタートやスーパーSSの実況は、おなじみピエール北川さんが担当されていました。本日もお疲れ様です!



セレモニアルスタートから戻るときにふとサーキットで見かけた姿を発見。野尻智紀選手と堀尾風磨選手ですね。



その後のスーパーSSはメディアエリアから観戦してみました。特設コースはドーナツターンエリアの設置や坂の角度調整などにより、昨年より見応えがアップしているように感じました。



競技中にはドーナツターン用に設置されたスポンジバリアに車両が接触して動いてしまう場面も。コース内に重機を入れることはできないので、オフィシャルさんの人力で修復が行われます。作業完了後にはスタジアム全体から拍手が送られました。



そんなこんなでラリージャパン2024の競技初日は無事に終了となりました。しかし2024年のラリージャパンはまだ始まったばかりで、明日の2日目夜には岡崎中央総合公園でスーパーSSが行われますが、どんな展開になるか楽しみですね。本日はこのあたりで失礼いたします。また明日!

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定