横浜流星、山田孝之、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が語る“藤井組”

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2024年11月22日 09:00  ORICON NEWS

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映画「正体」(C)2024 映画「正体」製作委員会
 俳優の横浜流星主演、藤井道人監督の映画『正体』(11月29日公開)のメイキング映像、キャスト、監督陣によるインタビューで綴られた「公開記念特別映像 信じる編」が22日、解禁となった。

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 映画『正体』は、染井為人氏の同名小説(光文社文庫)が原作。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜)が脱走することから物語は始まる。全国に指名手配される中、偽名を使い、容姿を変えながら、沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)らと出会い、刑事・又貫(山田孝之)の追跡を間一髪で交わしながら逃げ続ける鏑木の真の目的とは?343日間の逃走の果てにたどり着く真相とは。

 横浜は本作の撮影について「本当に1シーン1カット妥協せずに撮っているので、毎回キタなと思ったらOKをもらえるような感覚。その妥協しない姿勢が藤井組だと思う」と語る。今回が藤井監督作品初出演となった吉岡、森本、山田はそれぞれ「藤井さんはすごく優しい方なんだろうなというのは映画を観ていても思っていたんですけど、そういう人だから人の痛みだったり人の葛藤を優しく、でも余すことなく繊細に描けるんだろうなと感じました」(吉岡)、「すごく充実した時間だったけど、自分の現状が分かったっていうのはすごくありましたね。ずっと難しかったですし本当に大変でしたけどめちゃくちゃいい経験でした」(森本)、「藤井組の撮影っていうだけで日々ワクワクしてましたし、藤井さんの演出の仕方とかも、一つ一つがすごく贅沢にやらせてもらえました」(山田杏奈)とそれぞれ藤井組の撮影について振り返っている。

 また藤井監督の『デイアンドナイト』(2018)ではプロデューサーとして参加し、俳優としては今回が初出演となる山田孝之も「覚悟は必要でしたね。でもやっぱり藤井監督の演出を受けてみたいという気持ちはあったので、しかも今回(横浜)流星が主演っていうのもあって、ぜひぜひという感じでした」と藤井組への想いを語っている。

 また映像では、藤井監督がキャスト陣に対し丁寧で熱のこもった演出をつけている様子と、それに呼応するように真剣に耳を傾ける俳優陣の姿も。さらに夏編と冬編に分けて撮影された本作では、長い髪と伸びたヒゲ姿で夏編のクランクアップを終えた横浜が「夏は暑さと闘い、冬は寒さと戦う」と充実した表情でコメントし。監督が「(冬編は)裸足で逃げなきゃいけないからね」と続けると「がんばります」と意気込んで見せるなど、2人の長年にわたる関係性も垣間見える。

 『青の帰り道』(2018)で藤井監督作品に初出演した横浜は、今作では企画の立ち上げから関わり打ち合わせを重ねてきた。「お互いがこの作品にかけてきた時間が長いからこそ、2人の間に鏑木がいるような感覚がすごくありました。(過去作と比べて)演出時の言葉の数がすごく減った印象だし、流星が僕の言葉を聞いてくれる量もすごく増えたような気がしました」と監督が言う通り、横浜も「自分と監督の一つの集大成となった最高の作品ができたと自信をもって言えますし、言葉を交わさずとも分かり合えるので、一人でも多くの方に届けばいいなと思っています」と本作に込めた熱い想いを語っている。


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