“日本ポップス界の巨人”大滝詠一が設立、レーベル「ナイアガラ・レコード」が50周年

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2024年11月22日 12:06  ナリナリドットコム

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“日本ポップス界の巨人”大滝詠一が、伝説のグループ・はっぴいえんど(細野晴臣・大瀧詠一・松本隆・鈴木茂)解散直後に設立した自身のレーベル「ナイアガラ・レコード」が、このたび50周年を迎えることになった。

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来る2025年には「大滝詠一ナイアガラ・レコード50周年」を記念して多数の企画を計画。第1弾として、3月21日にリリースする2作品の情報が解禁された。

まず、「B-EACH TIME L-ONG 40th Anniversary Edition」がCD2枚組とアナログ盤レコード2枚組で、2025年3月21日に発売されることが決定。

本作は、40年前の1985年6月1日に発表された自身初のベストアルバムで、1981年の歴史的名盤「A LONG VACATION」から1984年のオリジナルアルバムとしては最終作である「EACH TIME」までの夏を意識した作品と新曲で構成されており、それぞれ楽曲の頭にストリングスの前奏が加えられるという、大滝詠一らしい、一捻り入った単なるベスト盤では終わらないコンセプチュアルな作品となっている。

CDのDisc-1にはオリジナル盤の最新リマスタリング音源を収録。Disc-2には1984年6月にプロモーション・オンリーで発表されたカセットテープ「Summertime, Each time‘84」の音源が収録される。これはストリングス作品とヴォーカル楽曲を交互にノンストップに繋いだメドレーで、「B-EACH TIME L-ONG」のアイデアの元になった非常に貴重なコンテンツだ。当時、店頭演奏用にカセットテープのみで配布されたものなので、その場にいた一部のお客さんしか聴いたことのない幻の音源が、やっと日の目を見ることとなった。

さらに、「B-EACH TIME L-ONG 40th Anniversary Edition」は2枚組アナログレ盤コードも同時リリースされる。1985年の発売当時はまだまだアナログ盤レコードが一般的な主流商品だった。そんな時代の最中、開発されたばかりのCDとカセットテープのみというスタイルで意図的にリリースされた先進性の高い作品で、大滝詠一のソロアルバム中、唯一アナログ盤が存在していなかったが、40年の時を経てついに待望のレコード化となった。

また、同日にはストリングス/オーケストラによるインストゥルメンタル作品集「Complete NIAGARA SONG BOOK」も同時リリースされる。

今作はCD3枚組で、Disc-1には未発表音源をメインに構成された新作「NIAGARA SONG BOOK 3」全10曲を収録。Disc-2には1982年に発表されたNIAGARA FALL OF SOUND ORCHESTRAL名義によるインストゥルメンタル・アルバム「NIAGARA SONG BOOK 1」と1984年の「NIAGARA SONG BOOK 2」との2作品をカップリング。そして、Disc-3には貴重な未発表音源や大滝のラジオトークを収録したスペシャル・ディスク「NIAGARA SONG BOOK RARITIES」がセットされ、大滝詠一の代表曲の数々を清涼感のある多様な音楽性で楽しむことができる資料性にも富んだ正にコンプリートといえるCD3枚組パッケージに仕上がっている。

「Complete NIAGARA SONG BOOK」のジャケットデザインは新たに制作される予定で、「NIAGARA SONG BOOK 1」のジャケットでは永井博氏のイラストが、「NIAGARA SONG BOOK 2」のジャケットでは河田久雄氏のイラストが使用されており、最新作のアートワークデザインも注目だ。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20241191563.html



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