11月22日(金)、愛知・岐阜県を舞台に開催されている2024年WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』のデイ2で、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はライバルと0.1秒差の総合4番手につけた。
トヨタにとって、マニュファクチャラー選手権での逆転がターゲットとなる今回のラリージャパン。勝田もマニュファクチャラー登録のドライバーとしてエントリーしているため、なるべく多くのポイント確保すべく、初日からトップ5以上につける走りが期待されるなかでの開幕となった。
しかしデイ2の1本目、スペシャルステージ(SS)2の終盤で左リヤタイヤのスローパンクに見舞われ、首位グループから1分弱の後退スタートとなってしまった。
その後は追い上げを目指し、トップ5位内のタイムを刻み続ける好走。ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)の失速もあり、総合3番手までポジションを上げた。
SS7では、一度逆転したアドリアン・フルモー(フォード・プーマ・ラリー1)がペースアップしてきたことで表彰台圏内を奪われてしまったが、岡崎中央総合公園でのスーパーSSで2連続のトップタイムを刻み、0.1秒差の総合4番手でデイ2を終えた。
暫定ポイントが確定する明日23日(土)は、総合2番手につける僚友エルフィン・エバンスや、パンクからのリカバリーで総合5番手まで追い上げているセバスチャン・オジエらとともに、トヨタの逆転タイトルへ向けた大量得点を狙う。
●勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)
デイ2:総合4番手
「朝のパンクに関しては非常に残念で、がっかりしました」
「ただその後、昨年のようにたくさんのファンの方々から声援をいただきました。その応援が力になっています」
「なので、まだ諦められないです。セブ(セバスチャン・オジエ)もそうだと思いますが、自分たちにできる仕事をしっかりして、徐々に順位を上げることができました」
「コンマ1秒差の4番手まで戻ってこられているのは、今日の始まりからしたら悪くないかなと思います」
「まだまだ何が起こるか分からないので、チーム一丸となって頑張っていきます」