2024年F1ラスベガスGP決勝で、RBの角田裕毅は9位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。
7番グリッドからミディアムタイヤでスタート、そのポジションを守って走行した後、10周目にハードタイヤに交換した。セカンドスティントは15番手から始め、7番手に戻った後、29周目に2度目のピットストップで、再びハードタイヤを履いた。
最終スティントでは、エステバン・オコン(アルピーヌ)の前に出た後、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)とニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の間の8番手を走行。44周目にヒュルケンベルグの後ろに落ちたが、後ろのセルジオ・ペレス(レッドブル)からはポジションを守り、9位を獲得した。
RBはコンストラクターズランキングで8位のまま変わらず。ライバルのハースは、4ポイントを獲得し、アルピーヌを抜いて6位に浮上した。ハースは50ポイント、アルピーヌは49ポイント、RBは46ポイントと、熾烈な6位争いが続いている。
チーム代表ローレン・メキースは、角田のレースについて、次のようにコメントした。
「非常に堅実な予選パフォーマンスによって決勝を7番手からスタートした裕毅にとって、忙しいレースになった。彼は常にライバルたちと戦いながら、素晴らしいオーバーテイクを繰り広げた。残り5周のところでポジションをひとつ落としたのは残念だが、全体的には良いレースペースを発揮し、非常に重要なチャンピオンシップポイント2点を獲得した」
ビークルパフォーマンス責任者ギヨーム・デゾトーは、次のように一日を振り返った。
「裕毅は堅実なレースをし、コンストラクターズ選手権における戦いで重要な2ポイントを獲得した」
「週末の初めは、マシンバランスとタイヤデグラデーションで苦しんだことを考えると、満足いく進歩を成し遂げることができたと思う。レースで重要だったのは、タイヤ管理における正しいアプローチを見つけ、正しい戦略を立てることであり、我々はそれを達成した。今回も素晴らしいピットストップを行い、それによって裕毅は、(ピエール・)ガスリー(アルピーヌ)の前に出ることができた。これはメカニックとチームにとって大きな報酬といえる」
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=9位(50周/50周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
簡単なレースではありませんでしたが、全力を尽くしました。チームとして、週末を通して大きな前進を遂げたと思います。
もちろん今日ポイントを獲得できたことには満足していますが、同時に、コンストラクターズ選手権において数ポイント失ったことはとても残念です。
今日はマシンの感触が良く、自信を持って走ることができました。こういうサーキットでは特に、それは重要なことです。そのことと、強力なレースペースを発揮できたことには、間違いなく満足しています。
残り2レース、シーズン最後まで懸命に戦います。来週のカタールでのレースが今から楽しみです。
最後に、4度目のワールドチャンピオンシップ獲得を達成したマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)に心からおめでとうと言いたいです。素晴らしい一年を過ごした彼は、再びワールドチャンピオンの座に就くのにふさわしいです。