オラクル・レッドブル・レーシングにパワーユニット(PU)を供給するホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、マックス・フェルスタッペンのドライバーズ選手権の4連覇を祝福するコメントを寄せた。
フェルスタッペンはシーズン前半戦に7勝を飾り、開幕以降ドライバーズ選手権の首位に立っていた。中盤戦以降は勝利から遠ざかりランド・ノリス(マクラーレン)の接近を許したが、第21戦サンパウロGPでは17番手から8勝目を飾りタイトルに近づいた。そして第22戦ラスベガスGPを5位でフィニッシュし、ノリスとのポイント差を63点としたことで、ノリスは残り2戦でフェルスタッペンを逆転することができなくなりフェルスタッペンの4回目のタイトルが確定した。
2024年は、レッドブルがF1に参戦して20年目のシーズンであり、またホンダにとっても初めてF1に参戦してから60周年という節目の年だ。PUを供給するHRCの渡辺社長は、そんな2024年に4回目のドライバーズタイトルを獲得したフェルスタッペンについて、次のようにコメントを寄せた。
「フェルスタッペン選手、ドライバーズチャンピオン4連覇おめでとうございます。2019年オーストリアグランプリでのHondaパワーユニットでの初優勝から5年、単なる速さだけでなく、どんな状況でもマシンを乗りこなし、ピンチをチャンスに変えるタフネスさも身に付けているのは、前戦サンパウログランプリでの17番グリッドからの優勝という偉業を見ても明らかです。この4連覇をHonda/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思うとともに、さらなる高みを目指し、HRCとして引き続き全力でフェルスタッペン選手、そしてオラクル・レッドブル・レーシング、RBの両チームをサポートしていきます」
なおコンストラクターズ選手権については、まだ決着はついていない。ラスベガスGP終了時点で、首位のマクラーレンが608ポイント、2位のフェラーリが584ポイント、3位のレッドブルが555ポイントとなっており、3チームでのタイトル争いが続くことになる。