オラクル・レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、2024年F1第22戦ラスベガスGPで4度目となるドライバーズタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンを祝福し、またこの成功を成し遂げるに懸命に働いたスタッフを称えた。
前戦サンパウロGPで今季8勝目を挙げたフェルスタッペンは、選手権2位のランド・ノリス(マクラーレン)に対し62ポイントのリードを保って今週末のラスベガスGPに臨んだ。フェルスタッペンはノリスとのポイント差を60以上に広げることができれば、ラスベガスGPでタイトルを獲得できる状況だった。
フェルスタッペンはラスベガスGPを5番手からスタートし、5位でフィニッシュ。一方ノリスは6位で完走し、両者のポイント差は63となったため、ノリスは残り2戦で逆転することができなくなりフェルスタッペンの戴冠が決まった。
チーム代表のホーナーは、この1年は2021年と同様に厳しい年だったと振り返り、フェルスタッペンが自分自身をさらに高いレベルへと押し上げたことを称賛した。
「これは壮大な一連の流れの集大成であり、マックスにとっては素晴らしい勝利だ。今日だけでなく、妥協のない1年を通して、そして時には、必要な道具を自由に使うことができなかった。彼はコックピット内外でインスピレーションを与えてきた。彼が自分自身を律し、エンジニアや幅広くチームと協力してきたことは驚くほど素晴らしいことだった」
「2021年とともに、今年はチームが経験したなかで最も厳しい年のひとつだった。しかし、マックスは再び自分を別次元の卓越した存在へと進化させた。他のドライバーの倍以上のレースに勝利したが、時には克服できないほどの差を乗り越えなければならなかった。勝利を挙げられなかった日でもポイントを獲得した。彼は並外れた存在だ」
またホーナーは、フェルスタッペンのタイトル獲得のために夜遅くまで作業に取り組んだレッドブルのチームクルーにも感謝を述べた。
「舞台裏では、このチャンピオンシップを獲得するための大きな努力があった。このことはここサーキットで祝うべきことだが、ファクトリーでも同様に祝うべきことだ。この成功のために夜遅くまで働いてくれたことやすべての作業に心から感謝しているし、ミルトンキーンズにいる全員がこのチャンピオンシップに携わったことを誇りに思うだろう」
「最終的には、この勝利はマックスのものだ。マックス、4度目のタイトルおめでとう。君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」