2024年F1ラスベガスGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは10番グリッドから2位を獲得した。
予選Q2まではトップ争いをする速さを見せていたハミルトンだが、Q3で2回のアタックラップともに失敗し、まさかの10番手に沈んだ。しかし決勝ではファステストラップを繰り返し更新する驚異的な速さを見せた。
ファーストスティントでは他よりピットストップを遅らせ、13周の時点でトップに浮上。セカンドスティントでは5番手、最終スティント序盤に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抜いて2番手に上がり、トップを走行中のジョージ・ラッセルとのギャップを、11秒から5秒まで縮めた。しかし最後の数周、追うことをやめ、7.313秒差の2位で、メルセデスにワンツーをもたらした。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「ルイスは今日、我々のすべてのシミュレーションを超える、2位という結果を達成した」と語った。
「最終スティントの速さはとてつもないものだった。トラフィックで時間をロスしたことで優勝争いができなかったと考えると、2位は彼にとって悔しい結果かもしれない」
ファン投票で決まるドライバー・オブ・ザ・デーには、今回ハミルトンが選ばれた。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(50周/50周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
チームのことを思うと、本当にうれしい結果だ。今週末、ワンツーを獲得できたのは、全員が並外れた仕事をした結果だ。マシンは最初から最後まで力強く、本当にレースを楽しめた。すごく後ろの方から上位にポジションを上げていくのは、最高の気分だった。
昨日の予選で本来のポジションを確保できていれば、今日は勝てたと思うので、少し複雑な気持ちでもある。とはいえ、レースの前には2位でフィニッシュできるとは思っていなかったから、とてもうれしいよ。
素晴らしい走りで優勝したジョージにおめでとうと言いたい。そして、今日、タイトルを獲得したマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)もおめでとう。彼は1年間、素晴らしい仕事をしてきた。チャンピオンにふさわしいよ。