11月21日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、『FIM Enel MotoE World Championship(MotoE)』の2025年シーズンにおけるカレンダーを発表した。
MotoEは電動バイクによって争われるレースで、2019年から始まった。ロードレース世界選手権MotoGPとの併催でヨーロッパを中心に開催されており、2023年からは世界選手権として位置づけられた。
初年度から2022年までは、エネルジカの電動バイクであるエネルジカ・エゴ・コルセのワンメイクで争われていたが、2023年からはマシンを変更。ドゥカティの電動バイクであるV21Lのワンメイクとなり、2025年も継続となる。また、タイヤにおいてはミシュランタイヤのワンメイクに変わりはない。
そんな7年目を迎えるMotoEの2025年シーズンは、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットを皮切りに、ヨーロッパ中心に開催される。2024年と比較すると、イタリア大会とオランダ大会がなくなり、8大会16レースから7大会14レースに減少。ただ、バラトンパーク・サーキットにて行われるハンガリー大会が新たに追加された。
また、開催時期を見てみると2024年は3月のポルトガル大会から9月のサンマリノ大会でシーズンが終了。それに比べ2025年は5月のフランス大会からスタートし、11月のポルトガル大会でシーズを終える。前年度に比べて2カ月ずれ込むことになるため、併催のMotoGP同様にシーズン終盤まで楽しむことができる。
MotoGPにおいては第6戦フランスGP、第10戦オランダGP、第13戦オーストリアGP、第14戦ハンガリーGP、第15戦カタルーニャGP、第16戦サンマリノGP、第21戦ポルトガルGPの週末に併催となる予定だ。
2025年シーズンのMotoEシリーズ暫定カレンダーは以下のとおり。
■2025年MotoE暫定カレンダー(2024年11月21日発表時点)
ラウンドグランプリサーキット日程1フランスル・マン-ブガッティ・サーキット5月9〜10日2オランダTT・サーキット・アッセン6月27〜28日3オーストリアレッドブル・リンク8月15〜16日4ハンガリーバラトンパーク・サーキット8月22〜8月23日5カタルーニャカタロニア・サーキット9月5〜6日6サンマリノミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ9月12〜13日7ポルトガルアルガルベ・インターナショナル・サーキット11月7〜8日