日本テレビが25日、都内の同局で定例会見を行った。福田博之副社長は「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)で発行元の文芸春秋を相手に訴訟を起こしていたダウンタウン松本人志の裁判が8日に終結した件について、吉本興業幹部から報告と長期間の活動休止への謝罪があったと明かした。
活動再開の話は出ず「当社でも何も決まっておりません。その話になった際は先方からきちんと説明してもらった上で適切に判断していくことになる。吉本さんも理解を示されてました。スポンサーの意向なども大切にしていかなければならない」と語った。
石澤顕社長は昨年放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」原作者、芦原妃名子さんが1月に亡くなった件や、昨年11月に発覚した「24時間テレビ」の寄付金をめぐる系列局社員(当時)の着服問題などに触れ「放送事業にあらためて真摯(しんし)に向き合った1年となりました。(芦原さんの件は)決して忘れてはならない事案。ドラマ制作では指針を策定し、現在はそこにのっとって制作活動を進めています」などと語った。
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