2024年F1第22戦ラスベガスGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのフランコ・コラピントは14位、アレクサンダー・アルボンはリタイアに終わった。
アルボンは17番手からレースをスタートしたが、ハードタイヤに履き替えた第2スティントの25周目にパワーユニット(PU)のトラブルに見舞われ、リタイアを余儀なくされた。
■フランコ・コラピント(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=14位(50周/50周)
ピットレーン/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
タフな週末だった。昨日の予選ではとてもフィーリングが良くて、走るほどにますますいい感じになっていた。ただ、ラップに入った時の位置が(ピエール・)ガスリーに近すぎ、最終コーナーでもミスをした末に、残念ながらクルマを大破させて終わることになった。
今日はピットレーンからスタートしながら、ある程度まで順位を上げたので、全体としてはいい仕事ができたと思う。グレイニングがひどくて、タイヤのマネージメントは難しかったけどね。
メカニックたちには、心からお礼を言わないといけない。ここ何戦か続けて、彼らこそがヒーローだった。僕がレースに出られるように、クルマをそっくり作り直してくれたのだから、その見事な仕事ぶりに驚くばかりだ。最高のメカニックたちだよ。心から感謝している。
来週のカタールでは、またチャンスが巡ってくるはずだから、気を取り直して頑張りたい。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=DNF(25周/50周)
17番手/タイヤ:ミディアム→ハード
今日はクルマの仕上がりが良くて、ポイント獲得も十分に可能だった。それだけにPUが原因と思われるトラブルでリタイアすることになって残念だ。これがFP2で起きた問題と似たものなのか、あるいはシンガポールでのトラブルと同じものなのか、現時点では何とも言えないが、ともあれいったん持ち帰って原因を究明するつもりだ。
今年は何度も厳しい時期を経験してきたのだから、気落ちせずに前へ進みたい。僕自身の気持ちとしては、こういうことが起きるのは仕方ないと思っている。だけど、このところの大変な状況を乗り切ろうと、みんな懸命に働いてきたので、チームに報いるためにも好成績を残したかった。今回はそれを果たせなかったから、シーズン最後の2戦に力を注いで、できることなら状況を好転させたい。