第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞し、第97回アカデミー賞の最有力候補として注目される映画『THE BRUTALIST』の、邦題が『ブルータリスト』に決定し、2025年2月21日(金)に公開されることが決定した。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。
家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼した。
しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だった…。
第二次世界大戦下のホロコーストを生き延びたハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの30年にわたる数奇な人生を描いた本作。
主人公のラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』(02)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベトを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』(14)のフェリシティ・ジョーンズ。アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソンを演じるのは、『L.A.コンフィデンシャル』(97)『メメント』(00)などのガイ・ピアース。
そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』)や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』)など、ハリウッドを牽引してきたベテラン実力派から注目の若手まで集結している。監督・脚本は36歳の気鋭、ブラディ・コーベットが務めた。
解禁された特報では、ラースロー・トートのこれから始まる数奇で壮大な人生の一端を捉えたもの。ホロコーストを生き延び、新天地アメリカに到着したラースロー・トートの眼前に映った、自由の象徴<自由の女神>、新しい出会い、妻との愛、そして建築にかけた情熱。
荒々しくも、力強く、そして圧倒的に美しい。まさに<ブルータリズム>を映し出したかのような視覚的にもスタイリッシュな映像となっている。
『ブルータリスト』は2025年2月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)