【動画】ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞! 映画『ブルータリスト』特報
本作は、第二次世界大戦下のホロコーストを生き延びアメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ人建築家ラースロー・トートの30年にわたる数奇な半生を、弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが監督・脚本を務めて描き出した、215分にわたる壮大な人間ドラマ。第81回ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され銀獅子賞を受賞し、第97回アカデミー賞最有力候補作品のひとつに挙げられている。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。
建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼の才能を認め、家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの障害が立ちはだかる。アメリカンドリームという希望を抱いていたラースローを待ち受けていたのは、大きな困難と代償だった―。
主人公ラースロー・トートを演じるのは、『戦場のピアニスト』で第74回アカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ。ラースローと共に数奇な運命をたどることになる妻エルジェーベト役は、『博士と彼女のセオリー』で第87回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。アメリカへ渡ったラースローの運命に大きな影響を与える大富豪ハリソン役は、『LA コンフィデンシャル』、『メメント』などのガイ・ピアース。そのほか、ジョー・アルウィン(『憐れみの3章』)や、ラフィー・キャシディ(『トゥモローランド』)など、ベテランから若手まで多彩な顔ぶれがそろっている。
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欲望に弱く、孤独にうちひしがれたひとりの男の圧倒的なヒューマニティを肌で感じさせる本作。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家から97%(2024年11月時点)という高スコアを獲得しており、「エイドリアン・ブロディによる魂の演技と、監督・脚本のブラディ・コーベットにより完璧にデザインされた『ブルータリスト』は、移民体験に対する壮大なトリビュートだ」と総評を受けた。イギリスの大手新聞「The Guardian」からは「素晴らしい!夢中にさせる大作」と絶賛され、5つ星を付けられている。
映画『ブルータリスト』は、2025年2月21日より全国公開。