ステージ3Aの乳がんを公表したタレントの梅宮アンナ(52)が26日、東京・有楽町のスタジオでラジオ収録に訪れ、術後の経過や心境を語った。梅宮は右胸の全摘手術を経て、14日に退院を報告。自身のインスタグラムで、術後の経緯や悩みなどを公表している。
【全身ショット】術後とは思えない抜群のスタイルの梅宮アンナ この日は、前千葉県知事で俳優の森田健作(74)がパーソナリティを務めるFM NACK5『森田健作 青春もぎたて朝一番!』(毎週日曜 前6:30)と、ニッポン放送『森田健作 青春の勲章は くじけない心』(毎週月曜 後6:20)2本の収録が行われ、梅宮がゲスト出演した。
梅宮は病気になり「ネットなどで情報を集めようとしても、使える情報がほとんどなかった」と振り返る。抗がん剤の影響で髪が抜けるときは「ものすごく泣いた。髪の毛がなくなるくらいなら、抗がん剤やめようとすら思った。でもそうもいかないからウィッグを検索するんだけど、なかなかない。『こんなウィッグありますよ』と紹介してる人もいなかった」という。そこで「わたしが紹介しようと決めて、生活に使えるようなものをアップしていくべきだなと思った」と語り、「こういうふうに活動することが、自分のモチベーションになる」と前向きにコメントした。
オシャレも楽しみたいと語る梅宮に、『青春の勲章は くじけない心』でアシスタントを務める西村知美(53)が、ニット帽にロングヘアのウィッグを合わせ、ホワイトのボトムを合わせたこの日の梅宮のコーデを絶賛。「ネイルも本当にきれいで」とファッションに触れた。
梅宮は「病気だからと、自分のスタイルを変えたくなかったですね。人間って決して前には戻れないけど、自分がこれまでやってきたネイルや髪の毛、洋服はそのまんま捨てずにやっていこうって。そこをなくしてしまうと病人の感じに思われちゃう。元気も与えられないと思うんです」と心境を語り、「え?病気だっけ?って言われたい」と答えた。
抜群のスタイルで術後とは思えないたたずまいに、西村は「アンナちゃんだからこそ、伝えられるメッセージってあると思うんですよね」と語った。
力強い口調で明るく語る梅宮の様子に森田は「辰兄(たつにい)が喜んでるんじゃないかと思う」と、梅宮の父親・辰夫さんとの思い出を吐露。「こういうの(病気)は、なってみないとわからないんだよね」とつぶやいた。
梅宮は「これまでの人生、大病もなく両親からいろいろな風景を見せてもらった。51歳で病気になったけど、どこも悪くなくて生きた人生と、病気になった人生はまったく違う。痛みをまったく知らないほうが怖かったかもとすら思うようにもなった。でも、だからこそしあわせを感じられるし。糧にして生きていきます」としみじみ。「誰かのためになるようなことを、やっていきたいと思います」と語ると、森田は「深みのある女性。ますますいい女になっていくような気がします」と締めくくった。
梅宮がゲスト出演した『森田健作 青春もぎたて朝一番!』は12月22日、『森田健作 青春の勲章は くじけない心』は12月23日に放送。収録には、『青春もぎたて朝一番!』で森田のパートナーを務める酒井法子(53)も出演した。