今月7日にステージ3Aの希少がんである乳がん、浸潤性小葉がんで右胸の全摘手術を受けたタレント梅宮アンナ(52)が26日、都内で俳優森田健作(74)がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて、朝一番!」(12月22日午前6時30分)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(同23日午後6時20分)の収録に参加した。
14日の退院後、公の場に出るのは初めてだが、梅宮は元気いっぱい。森田が19年に81歳で亡くなった、父親の梅宮辰夫さんとの思い出を語ると、梅宮は「裏表がない人で、本当に普通のおじさんでした。ああ見えても細かくて、家族の中では一番女性っぽい人でした」と振り返った。
梅宮は今年5月に異変を感じて検査、8月にがんを公表。それ以降はSNSを通じて、治療、手術の経過を報告している。「最初は胸の形が、左右で明らかに違うのでおかしいと思った。昔は『がん=死』だったけど、今は研究が進んでいる。今の時代は必要に応じて情報を公開するべきだと思うから、全く悩まなかった。これは私に与えられた“任務”だと思った。病気を言えなくて悶々(もんもん)としている人もいる。毎回発信するのは大変だけど、楽しく思うようにしている。私は抗がん剤、手術、放射線、ホルモン療法と“フルコース”で5年から10年は、薬を飲むことが必要。きっちり言おう、ちゃんと伝えていこうと思っている」と話した。
梅宮の髪の毛は抗がん剤の影響で抜け、現在は少し生えてベリーショートの状態。この日は金髪のウィッグにニット帽。「髪の毛がなくなると聞いた時は泣いたけど、ネットでウィッグを検索してアップしていこうと思った。今は髪の毛をブローする時間がいらないから楽です(笑い)。闘病中でも受け入れてくれるマッサージを探すのも楽しい」と笑顔を見せた。
7日の手術は3時間19分かかり、右胸全てとリンパを切除した。「乳房を同時再建すると11時間かかるので、とりあえず今はいいですと。30センチも切ったので、朝起きるとカチカチに固まっているので、メチャメチャに痛くてもリハビリをやっていかなくちゃならない。何度も心が折れたけど、来年のゴールデンウイーク明けをとりあえずの目標にして頑張ります」。
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そして「病気になったのも意味があるんじゃないかと思う。何かを残さなくちゃいけない。“がん友”もできて、情報を共有し合ったりしています。お仕事をしたり、人と会うと気持ちがまぎれるので頑張りたい」と話した。
がんに負けずに情報を発信していく梅宮に森田も「の笑顔に助かっている人が必ずいる。病気を感じさせない。(父親の)辰兄いも喜んでいるんじゃないかな。深みのある、いい女になった」。アシスタントの酒井法子(53)は「すごい前向きで、心から尊敬している。応援しています」。同じく西村知美(53)は「とってもお元気で、勇気をもらえます」と話していた。
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