俳優の清野菜名(30)が主演を務める2025年1月スタートの月9ドラマ『119エマージェンシーコール』(毎週月曜 後9:00)に俳優の瀬戸康史が出演することが決定した。主演の清野とは初共演となる。また、初回は30分拡大で放送することも決まった。
【別カット】『119エマージェンシーコール』で主演を務める清野菜名 同作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーのドラマ。
瀬戸が演じるのは、横浜市消防局・司令課3係の指令管制員(ディスパッチャー)・兼下睦夫(かねした・むつお)。2年前まで消防士だったが、あることがきっかけで現場を離れることに。通信指令センターでの仕事が嫌いではないが、どこかいつもふてくされていて文句が多い。新人指令管制員の粕原雪(かすはら・ゆき/清野菜名)の教育係でもある。既婚者で小学生の息子を持ち、息子のことになると何を置いても優先する子煩悩な一面も。
瀬戸は『ルパンの娘』シリーズ(2019〜2021年/フジテレビ系)や、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年/NHK)などに出演し、これまで幅広い役柄を見事に演じ分けてきた。ドラマ以外にも映画、舞台と多方面で活躍し、舞台『関数ドミノ』で「第72回文化庁芸術祭」の演劇部門新人賞受賞、映画『愛なのに』(2022年)では「第44回ヨコハマ映画祭」の主演男優賞を受賞するなど、実力派俳優として唯一無二の存在に。瀬戸は『海月姫』(2018年1月クール/フジテレビ系)以来、7年ぶりに“月9”に帰ってくる。
■瀬戸康史コメント
――本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。
僕は119番通報をかけたことはないのですが、もちろんこの通信指令センターという存在は知っていました。ですが、存在は知っていながらも、そこでどのようなことが繰り広げられているかまでは全く知らなくて、今回出演するにあたって映像などを拝見させていただき、本当に大変なお仕事だと思いました。集中力も必要ですし、冷静さを保つ精神力も必要な職業だなと思います。緊張感もありつつ、どこか俯瞰(ふかん)して自分を観察しなきゃいけない職場なのかなと想像しています。
――ご自身が演じられる役の印象は?
僕が演じる兼下は不器用な人なのかなという印象です。過去に起きたあることがきっかけでこの通信指令センターに来たのですが、まだ過去を引きずっている兼下がどう乗り越えていくのか、そしてこれから仲間たちとどう過ごしていくのか、119番の通報をしてきた方とどう接していくのか、彼の成長物語でもあるのかなと思っています。
――役作りで意識していることがあれば教えてください。
チームで動いていくことが大事になってくると思います。僕が演じる兼下は一匹狼のような側面もあるのですが、やはりチームであることを意識して演じていけたらいいなと思っています。
――本作に懸ける意気込みをお聞かせください。
今回は想像力がキーワードになっています。それは僕が生きていく中でもテーマだなと思っていることで、想像力がないと相手の気持ちも分からないですし、ドラマの中では通報者の状況を想像しないといけないと思っています。この仕事だけではなく、皆さんが暮らしていく中でも想像力が大事なのではないかと思いますので、このドラマを通して伝えていけたらいいなと思っています。
――最後に放送を楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
「『119エマージェンシーコール』は通信指令センターの物語ではあるのですが、群像劇でもあり、ドラマとしてとても面白い物語になっています。仲間ってすてきだな、家族っていいなと思える作品になっていて、そういった絆を描いている物語でもあるので、ぜひ皆さんお楽しみに!