横浜流星主演映画『正体』より、「SixTONES」森本慎太郎が演じる和也の場面写真が到着した。
本作は、染井為人による同名傑作小説の映画化。死刑囚・鏑木(横浜)が、各地で様々な人物と出会いながら、逃げ続ける姿を描く、藤井道人監督が手掛ける極上のサスペンスエンターテインメント。
「だが、情熱はある」で山里亮太を熱演した森本。そのハマりっぷりに藤井監督が感嘆し、本作にオファーがいったそう。今回森本が演じるのは、日本各地で逃亡を続ける鏑木が、大阪に潜伏中に出会い、やがて友人となる野々村和也。
公開された場面写真には、大阪の工事現場で日雇い労働者として働く和也が、職場の宿舎の浴場で鏑木と出会い、知り合っで間もない鏑木を見つめる様子、姿を消した指名手配犯・鏑木についてテレビのインタビューを受ける姿が。
夏編の撮影となった大阪での撮影について「大阪にいる期間はマジで不安でした!」と心境を明かし、「みなさん『和也推しだよ』とか『和也のあのシーンマジでよかったよ』って言ってくれるけど、俺の不安が隠しきれなくてみんながフォローしてくれているんじゃないかと思っていたから、正直不安だったけど藤井監督の演出やアドバイスが僕は好きだったから、楽しみでもありました」とふり返る。
また、「藤井監督が毎シーン気持ちや言い回し、表情だったりいろんなことを教えてくれて、和也という人間のパーソナルな部分を一緒に作ってくれたというのがあって。自分自身の不安が和也の人に対する接し方とか自分の置かれている現状みたいものに重なっていた気がして、そういうところも藤井監督がうまく表現してくれたのかなと思います。本当に難しかったし本当に大変だったけどめちゃくちゃいい経験でした。すごく充実していました」と初の藤井組参加の感想を語った。
そんな森本について横浜は、「持ち前の明るさで現場の雰囲気をよくしてくれたし、和也と向き合って必死に食らいついていく姿を見て、昔は自分がそこにいたので昔の自分を見ているような感覚もあったし、鏑木と同じような感情を抱くことができました」とコメント。
さらに、「藤井組に参加して得た経験が今後の役者人生にたくさん影響していくだろうなと思います」と手応えを口にした森本。彼が真摯に和也役と向き合ったことにより、逃亡を続ける鏑木を“信じる”一人として、観る人の心を掴むキャラクターが完成した。
『正体』は11月29日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)