『週刊女性PRIME』の既報通り、藤原紀香や篠田麻里子らが所属する芸能プロダクション『サムデイ』が11月27日、オフィシャルHP上で破産手続きを行う旨を発表した。
「お知らせ」の文章は同プロ代表取締役・高橋裕社長名義で《誠に申し訳ございませんが、弊社は、債務超過に陥ったため、令和6年11月25日、東京地方裁判所に対して、破産手続開始決定の申立てを行いました》と報告が行われている。
所属タレントたちに一方的に送付された“お粗末な文書”
文中では何度も《誠に申し訳ございません》というフレーズが繰り返されており、《事柄の性質上、皆様に事前のご相談を行うことができず誠に申し訳ございません。タレント及び従業員に対しても全く何も知らせずに破産申立てを行いましたのでご理解くださいますようお願い申し上げます》というくだりから、各所属タレントも突然事務所が倒産することを知らされたことが伺い知れる。
11月28日にも手続き開始が決定するという。先駆けて同プロダクション所属のタレントらには事務所の倒産を通知する文書が送付されているというものの、「その内容はあまりにも所属タレントを見下すようなもので、関係者からは怒りや呆れ、混乱の声が続出している」(キャスティング会社関係者)ようだ。
「サムデイの年内倒産はごく一部の関係者には知らされていたようですが、同プロは債権者からの突き上げを避けるためか、極内々に事を進めていたようです。
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実際に所属タレントの多くは、報道で事務所の倒産危機を知ることとなってしまった。しかも同社の高橋裕社長は、直接問い合わせがあっても“まだ何も決まっていないから”とお茶を濁すばかりだったそうです」(スポーツ紙記者)
闇の中に放り出されたタレントたち
そして今月26日になって、各所属タレントには事務所の代理人弁護士による「株式会社サムデイの破産手続き開始決定の申立てについて」なる文書が送付されたという。
「文書は三つ折りの2枚のプリントをホチキス止めした簡素なもので、高橋社長らサムデイ幹部の名前は一切登場せず、今後の芸能活動についてのサポートやフォローも一切ないまま“事後報告”的に債務超過による破産手続き開始の旨が伝えられている。
突然の事務所倒産や契約終了について、繰り返しお詫びは書かれているものの、顔も知らない弁護士からの通知だけで納得する所属タレントなど存在しないでしょう」(前出・キャスティング会社関係者、以下同)
『週刊女性PRIME』も同文書を独自入手。確かに「弁護士による一方的な通知」というほかない内容で、未払いのギャラなど債権に関する問い合わせ先も、すべて代理人弁護士宛となっている。
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「なお、文末は《混乱を避けるために本書及び本書の内容につきましては、メディアへの開示はなされませんようお願い申し上げます》と締めくくられているものの、突然暗闇の中に放り出された所属タレントたちからすれば黙って従うはずがありません。“もはや絶縁状だ”という悲鳴まで聞こえてきます」
まもなくサムデイの廃業は公に発表される見込みだが、果たして長年同プロで苦楽を共にしてきた所属者たちの将来は――。