女性ドライバープロジェクトのアイアン・デイムスは、2025年1月にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースのドライバーラインアップを決定した。FIAのドライバー・カテゴライゼーションでシルバーにレーティングされるカレン・ガイヤールが、メインラインアップの一員として新たに加わる。
ガイヤールは、同チームのレギュラーであるサラ・ボビー、ミシェル・ガッティン、ラヘル・フレイとともに、83号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブする予定だ。レギュラーの3名は2024シーズン、ウェザーテック選手権、WEC世界耐久選手権、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにおいて、チームの中核クルーを務めてきた。
ガイヤールがデイトナデビューを果たす一方、ガッティン、フレイ、ボビーは2023年と2024年にランボルギーニで連続出場した後、ポルシェで同イベントへと帰ってくることになった。
23歳のスイス人であるガイヤールは、ポルシェ・カレラカップ・フランスの選考を勝ち抜き、ポルシェ・ジュニア・シュートアウトで優勝した初の女性となった。彼女は2024年、ELMSのサポートシリーズであるミシュラン・ル・マン・カップにアイアン・デイムスから出場していた。
ガイヤールはフレイとともに、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで最近行われたIMSA公式テストにおいて、ポルシェ83号車をドライブしている。
また、FIAのレーティングでブロンズからシルバーに昇格するボビーは2025年のWEC LMGT3ラインナップに加わらないことが確定しているが、彼女はシルバー・ドライバーとして初めてのレースを、デイトナで迎えることになる。