宮沢りえ、尾野真千子、蒼井優、広瀬すずが四姉妹を演じ、是枝裕和の監督・脚色で向田邦子の名作を描くNetflixシリーズ「阿修羅のごとく」から、四姉妹の“秘密”と“葛藤”があらわになった場面写真が初解禁となった。
先日、超豪華四姉妹が発表されるや否や、原作ファンのみならず、「阿修羅のごとく」を知らない世代からも、Netflixが贈る“現代版ホームドラマ”に期待の声が多く寄せられた本作。
本作で描かれるのは、四姉妹の年老いた父の愛人問題をきっかけに、彼女たちの日常が大きく揺らぎ、恋愛観も違えば生き方も違う4人の姉妹が対立し感情をぶつけ合いながらも、心底では互いを気にかけやがて手を取り合う、そんな泣き笑いの人間ドラマ。
その主人公となる竹沢家の四姉妹のキャラクターとあわせて、彼女たちがそれぞれに内に秘める、秘密と葛藤があらわに映し出された場面写真が解禁されている。
■長女・三田村綱子(宮沢りえ)
「あーあ、女のきょうだいも、四人いると、デコボコがあってむつかしいわ」
長女・綱子は、活け花の師匠をして生計を立て、夫の死後息子をひとりで育て上げてきた。しかし、活け花の仕事先である料亭「桝川」の主人・貞治とのうしろめたい関係を切るに切れず、密会を重ねる間柄を続けている。
■次女・里見巻子(尾野真千子)
「どこで誰といるか、うすうす知ってるのよ。でもね、あたし、黙ってるの」
次女・巻子は、会社員の夫・鷹男と、長男・宏男、長女・洋子の4人で暮らす専業主婦。一見幸せそうに見えるが、鷹男の浮気を疑いながらも何事もないように日々振舞っている。
■三女・竹沢滝子(蒼井優)
「キレイじゃないわ、あたし」
三女・滝子は、都立図書館に勤める司書。四女・咲子(広瀬すず)とは顔を合わせれば口喧嘩ばかりで犬猿の仲。父の不倫調査のため依頼した興信所の勝又に惚れられるも、恋愛経験に乏しく、素直に気持ちを受け入れられないでいる。
■四女・竹沢咲子(広瀬すず)
「そりゃ、あたしは子供ン時から、ずっとミソッカスだったわよ」
四女・咲子は、喫茶店でウエイトレスとして働きながらチャンピオンを目指すボクサー・陣内を献身的に支えている。そして、幼い頃からみそっかす扱いされてきた、自身の“周囲の人間を見返したい”という望みを彼に託している節もある。
初解禁となった場面写真からも、彼女たち四姉妹が織りなす、現代の新たな「阿修羅のごとく」が描く人間ドラマが予感される。
Netflixシリーズ「阿修羅のごとく」は2025年1月9日(木)より世界独占配信(全7話一挙配信)。
(シネマカフェ編集部)