クリスマスのニューヨークを舞台に、キャロルとテレーズの愛を描いた名作『キャロル』が、昨年一昨年に引き続きクリスマスの時期に期間限定されることが決定した。
本作は、『TAR/ター』の演技で第88回ゴールデン・グローブ賞にて主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット、そして本作でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得したルーニー・マーラが共演し、その年のアカデミー賞ダブル女優賞(主演、助演)ほか6部門にノミネートされた話題作。
物語の舞台は1950年代。エレガントでミステリアスな婦人キャロルと、フォトグラファーを夢見ながらも百貨店で働くテレーズの愛を描き、当時を再現した洗練された衣装、名曲の数々、スーパー16ミリフィルムで撮影された映像が、映画史に残る“恋に落ちる瞬間”に観る者を引き込む。
今回、キャロルのテーマカラーである赤を身に着けて来場された方には、アカデミー受賞の衣装デザイナー、サンディ・パウエルによる衣装原画をあしらったしおりを、キャロルver.とテレーズver.の2種ランダムでプレゼント。
これまでに『恋におちたシェイクスピア』『アビエイター』『ヴィクトリア女王 世紀の愛』と、アカデミー衣装デザイン賞を3度受賞しているサンディ・パウエルが今作のために準備した数々の衣装は、いつ観てもときめきと憧れを感じさせる。
「ケイト・ブランシェットは、スタイルがすばらしい上に着こなしが上手いので、センスの良い上品な雰囲気が出せた。しかもエレガント。テレーズがお手本にしたいと思うほどにね」と公開当時、サンディ・パウエルは明かしている。
一方、「テレーズは若きアーティストで写真家だけど服装にあまりこだわらない、彼女に普通の恰好をさせたかったの。でも意外な組み合わせを自然に着こなしたりもする。そして彼女が成長して変身を遂げた時にはキャロルからの影響が見てとれる」と語る、2人が纏う衣装にも注目してほしい。
『キャロル』クリスマス特別上映企画は12月20日(金)〜12月26日(木)恵比寿ガーデンシネマ、テアトル梅田にて、12月7日(土)・12月8日(日)・12月15日(日)・12月19日(木)〜12月25日(水)シネコヤにて上映。
※詳細は各劇場ホームページにて確認のこと
<入場者プレゼント>(先着限定数)
キャロルのテーマカラーである“赤”を纏って(マフラー、手袋、帽子などの小物でも可)来場いただいた方に先着限定で『キャロル』のオリジナルしおりをプレゼント。
※シネコヤに関しては12月20日(金)〜12月25日(水)のみ配布予定
(シネマカフェ編集部)