第2回日本ホラー映画大賞受賞の近藤亮太監督作品『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』より場面写真が解禁された。
弟の失踪にまつわるビデオテープを巡る恐怖を描く本作。主人公・敬太を演じる杉田雷麟は、失踪した人を救うボランティア活動を行う青年で、彼の同居人・司を平井亜門が演じる。2人は、ビデオテープに映る忌まわしい過去を辿るため、新聞記者の美琴(森田想)とその上司・塚本(藤井隆)と共に山を訪れる。
この度解禁された場面写真は、登場人物たちが一本のビデオテープをきっかけに恐怖へと陥っていくシーンが捉えられている。
山で失踪した人を救うボランティア活動を行っている主人公・敬太が男の子に優しく微笑む姿が印象的なカットをはじめ、敬太の母親から届いたビデオテープを怪訝そうに見つめる敬太と司、忌まわしい過去を辿るため再び山を訪れる敬太の姿。
ボランティア活動をきっかけに敬太の過去を探る記者の美琴と上司の塚本が過去に関連した事件がないか探る様子、さらに山を訪れる司と美琴の姿が切り取られている。
そして、失踪する瞬間が映るビデオテープに残された弟・日向の姿まで…。日向が失踪した山を訪れた3人に降りかかる恐怖とは一体? 本作の底冷えする恐怖に襲われる場面写真となっている。
主人公・敬太を演じる杉田と同居人・司を演じる平井は、長編ホラー映画作品初出演。そんな2人のキャスティングはオーディションではなく、近藤監督のオファーで決定した。
役柄を演じるにあたって監督は「基本的に常にちょっと怖いという意識を持っていただくように話しました。恐怖度のクライマックスが10だとしたら、ここは7にしましょう、ここは4にしましょうと、短いシーンでもちょっとずつ怖いという感覚をイメージしやすいようコミュニケーションをとりながら撮影しました」と、撮影現場での会話を明かす。
どのシーンも恐怖度がゼロにはならないよう、常に恐怖と隣合わせた張り詰めた空気漂う演技を魅せる杉田と平井。その恐怖がまとわりつく感覚がスクリーンを通じてしっかり受け取ることができるのは、2人の演技力があるからこそ。近藤監督が創り出すホラーの世界に溶け込む2人の演技も要注目だ。
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は2025年1月24日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)