2025年度後期(大阪制作)のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』に出演する俳優の高石あかり、イギリス出身のミュージシャン・俳優のトミー・バストウが28日、作品の舞台となる島根・松江市を訪問し、小泉八雲旧居にて2ショットで記者会見を行った。
【写真】お似合いすぎ…!夫婦役を務めるトミー・バストウと高石あかり 本作は、島根で生まれ育ったヒロイン・松野トキがつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪しい話好き”という共通点から次第に心を通わせていく。実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとしているが、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。
ヒロイン・松野トキを高石、夫・ヘブンをトミーが演じる。それぞれ和装姿で登場し、高石が「やっと松江に来ることができてうれしい!」とほほ笑むと、トミーも「歓迎してくれて、ありがとうございます!」と声を弾ませる。会見前には、松江大橋などの名所を巡ったようで、高石は「(役のモデルとなった小泉夫妻も)ここの景色を見ながら生活していたのかな」と思いを馳せた。
改めてお互いの印象について問われると、高石は「すごい優しいオーラをまとわれていて、誰に対しても自ら一歩目を踏み出される方。すごく真摯にこの作品や(ヘブン役のモデル)小泉八雲さんに向き合われていて、そういうところも尊敬します」とリスペクトのまなざしを向け「これから二人の空気感をゆっくり作っていけたら」と笑顔を浮かべた。
トミーは、高石が主演を務めた『ベイビーわるきゅーれ』シリーズを鑑賞したと明かし「素晴らしい演技に惹かれました」と返し、べた褒め合戦を繰り広げる。初対面の瞬間に「すごくいい人!」と印象を持ったといい「一緒に役を作り上げていくことを楽しみにしています」と白い歯を見せた。