漫才師西川のりお(73)が、28日放送のABCラジオ「ますだおかだ増田のラジオハンター」に出演。11月8日に、週刊文春らを相手取った名誉毀損(きそん)の民事訴訟を取り下げたダウンタウン松本人志(61)について言及した。
のりおは、出演前日27日に大阪・なんばグランド花月から帰る際、一連の報道で名前があがった帰国中のたむらけんじに会ったと言い、松本の話題に触れた。
月イチレギュラーで、前回の放送からここまでに「先月から取り下げあったね」とし、松本の提訴取り下げについて「僕の中の総括した気持ちとしては、モヤっとしてるのよね。モヤモヤっとしてんのよ」。
その理由として「テレビに出てる人間は、僕も含めて公人やねんね。(テレビに)出る前に公で今回の説明をして、今まで出てた既存の番組に戻った方がええんちゃうかと」と続けた。
さらに「それをしないというのを書面(コメント)だけで(代理人が伝えたが)、これから顔を出すのに書面で終わらすというのは、同業者として、後輩とか先輩を抜きにしてね。どっちにせよですよ、例えば『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)出て、『局長です』言うなら、その前に一言、キチッとやった方がええ。きれいにいくけど、どうもそれをしないというのは、僕はスキッとしないと思うんよ」と思いを述べた。
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これに、番組パーソナリティーのますだおかだ増田英彦(54)が「戻って来るとか、出るってことはマスコミが勝手に言うてるだけで。『これから復帰します。戻ります』とかは、まだ(正式には)出てないことですから」と冷静に伝えたが、のりおはさらに続けた。
「戻らんかったら、取り下げる必要ないと思うのよ。徹底して戦ったらええと思うのよ。取り下げたいうことは、あちこちから聞くけど、『お笑いがしたい。戻りたい』。本人が言うてるみたいなのよね」
再び、増田が「それも伝聞レベルじゃないですか。実際はどうか分かりませんしね」と指摘した。
それでも、のりおは「全部中途半端なのはね、取り下げたのもおかしいのよ。僕がモヤっとしてるのもそこなのよ」と言い、漫才ブーム時代からの盟友だった島田紳助さんの引退(2011年)へ話を及ばせた。
松本が紳助さんにあこがれ、紳助さんも松本を認めていたのは周知の事実。のりおもその上で「やめて行く時もあいつ(紳助さん)は(会見して)節目つけたわけよ。松本君は紳助を尊敬してんのよ。紳助も松本君を認めてるのよ。寂しいのはここなんよ」。
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松本が、その紳助さんの行動を見ているゆえ「紳助を見てたら、出てきて、極端な言い方したらね、芸能界をやめるにせよ、続けるにせよ、僕は一言あってしかるべきと思うのよ」と繰り返した。
これに、増田が「そのタイミングをいつにするかっていうのは本人の自由ですもんね。事務所との相談もあるでしょうし。いつ発表するのかっていう。発表しないのかもしれませんし。戻るってなったらするかもしれませんし」と見解を示したが、のりおの私見は続く。
「でもね、世間の声って、世間を相手にする(仕事だ)から気しないとダメ。(さまぁ〜ず)三村とオズワルドの伊藤が『おかえりなさい』って言うたわけよね。『良かった、良かった』言うたわけよね。そしたら炎上。『何が良かったや』ってね。世間一般の声みたいなのが上がったわけよ」
インターネット上での反応にも言い及び「この問題は芸能界の問題やけど、“世論”になってもうてるんよ。世論問題がモヤッとなってるの、それはどうなのよ」と、松本に求めた。
とはいえ、増田が「いろんな可能性でしゃべられてしまうけれども、整理されてないわけですから。ここでいろんな話をしてもっていうことになりますよね」と指摘したように、復帰が正式に発表されたわけではない現状もある。
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のりおは「どっかでキチッとした方がええような気がすんのよ。何にせよ、彼もどういう動きするにせよ、ひと区切りつけんとね」と力説していた。
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