全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第1大会は11月30日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで第1戦/第2戦の公式予選が行われ、ランキング首位で最終大会に臨んだ小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が第1戦、第2戦ともポールポジションを獲得した。一方、ランキング2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)はトラブルのため思わぬ苦戦を強いられた。
迎えたレースウイークは11月28日の専有走行からスタートし、晴天のもと1日半で3回の走行が行われた。1回目、2回目ともトップタイムを記録したのは、前回の鈴鹿大会から調子を上げている荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)。3回目ではランキング首位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)がトップタイムとなったが、1回目ではトラブルでストップするシーンもあった。一方、ランキング2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)も3回の走行で常に上位につけ、チャンピオン争いは緊迫したまま11月30日の公式予選を迎えていた。
2番手には小林、3番手には荒川麟(B-MAX RACING 324)が続き、荒尾は4番手。スポット参戦している菅波冬悟(JMS RACING TEAM)が5番手につけた。一方で、アウトラップ後ピットスルーを行うなど通常とは異なる動きをみせた野中は、タイムを伸ばせずまさかの11番手。ステアリング周辺にトラブルが発生しており、野中は思わぬ出遅れとなってしまった。
10分間のインターバルを経て迎えた第2戦の公式予選では、小出がタイムを更新し続け、1分42秒613までタイムを縮め2戦連続のポールポジションを獲得してみせた。これにチェッカー周で1分43秒245にタイムを上げた小林が続くことに。荒川が3番手、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が4番手となった。ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が5番手につけた。