「裏金問題」という言葉で新語・流行語大賞を受賞した神戸学院大学の上脇教授ですが、授賞式にリモート出席し、きょう、兵庫県の斎藤県知事らを刑事告発したと言及しました。
先月の兵庫県知事選挙で再選した斎藤元彦知事。勝因の一つとされた陣営のSNS戦略をめぐり、神戸学院大学の上脇教授ら2人が、斎藤知事とPR会社の社長を公職選挙法違反の疑いで刑事告発しました。
告発状によると、斎藤知事は先月の兵庫県知事選挙で、インターネット上の選挙運動を含む広報全般を企画・立案し、実行したPR会社の社長に70万円あまりの報酬を支払ったとして、公選法の「買収」の疑いがあるとしています。
神戸学院大学 上脇博之 教授
「買収された側が(コラムで)正直に実態を語っているわけですよね。選挙に主体的に、かつ、裁量のある戦略的なPR活動を行ったことは明らか」
一方、斎藤知事側は先週、70万円あまりの支払いの名目はポスター制作費などで、「選挙運動への対価ではない」と説明。そのうえで、SNS運用などの一連の行為は社長の「ボランティア」だったと主張しています。
|
|
斎藤知事はきょう、改めて。
兵庫県 斎藤元彦 知事
「ボランティアの中で、私も含めて(SNSを)運用していたと。公選法に抵触することなどはない」
公選法違反にはあたらないとの考えを強調しました。