マンCは7戦未勝利、ルベン・ディアスが語る好転の鍵とは?「難しい状況の時こそ…」

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2024年12月02日 22:40  サッカーキング

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ルベン・ディアスはリーダーとしてマンCの最終ラインをけん引している [写真]=Getty Images
 マンチェスター・シティに所属するポルトガル代表DFルベン・ディアスが、不調に陥る現在のチーム状況について語った。同クラブの公式HPが12月1日に同選手のコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第13節が12月1日に行われ、マンチェスター・シティは首位を走るリヴァプールと対戦した。敵地『アンフィールド』にてキックオフを迎えた試合は、序盤の12分にエジプト代表FWモハメド・サラーからのクロスボールをオランダ代表FWコーディ・ガクポに決められ、マンチェスター・シティは早々と1点ビハインドを強いられる。39分にはイングランド代表DFリコ・ルイスが際どいシュートを放つと、後半の立ち上がりには流れを引き寄せる時間もあったが、78分にはサラーにPKで追加点を許し、試合は0−2でタイムアップを迎えた。

 今シーズンのマンチェスター・シティは、開幕前のコミュニティ・シールドを含めると14試合無敗と好スタートを切ったものの、10月30日のカラバオ・カップ(EFLカップ)4回戦でトッテナムに1−2で敗れると、ここから流れが一変。同試合を含めて公式戦5連敗を喫すると、11月26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節フェイエノールト戦で連敗をストップしたが、同試合は一時3−0としながらも3−3に追いつかれるという後味の悪い試合だった。リヴァプールに敗れたことで、プレミアリーグに限定すると4連敗を喫し、公式戦では7戦未勝利となった。

 ふくらはぎの負傷によって1カ月近く戦線を離れていたR・ディアスにとっては、リヴァプール戦が復帰戦だったが、結果は悔しいものとなった。試合後、R・ディアスは「最も難しい期間であることは明らかだが、このような困難を乗り越えるために僕らチームがあるんだ」と主張。「今日は本当にタフな試合だった。『アンフィールド』は僕らが最高の状態の時でさえ、難しい試合を強いられるスタジアムだった。今のような状況ならば尚更だろう」などとリヴァプール戦を振り返った一方で、次のような言葉で、今後巻き返していくことを誓っている。

「現状では、将来のための良い兆候だけを見つめている。今日の試合でも、ポジティブな点は皆無ではなかった。勝利を掴むために必要な姿勢とはこのようなもので、我々のドレッシングルームには、勝者のメンタリティーを持っている選手が多く存在することを忘れてはならない」

「このような難しい状況の時こそ、メンタリティが試されるんだ。前進するために、我々が一歩だろうと前へ進むために必要なことは、目の前の1試合1試合を見据えること。次のノッティンガム・フォレスト戦のことだけを考えて、とにかく勝つことだけを考えている。今日の試合では改善のための兆候はあまり見られなかったと思うが、次は異なるものを見せられるようにする」

 R・ディアスが加入した2020−21シーズン以降、マンチェスター・シティはすべてのシーズンでプレミアリーグを勝ち獲っており、2022−23シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)で優勝して念願の欧州制覇も果たした。このような栄光から考えると、現在置かれている状況はあまりにも残酷なものようにも見えるが、R・ディアスは「これだけ勝ち抜いてきても、こんな状況に陥ることもある。だが、これも僕らの歴史の一部になるんだ」とした上で、次のように自身の意見を発している。

「レガシーを築き上げていくことが重要なんだ。フットボールの世界において、このような瞬間がなくなることは恐らくない。フットボールは人生のようなもの。時には簡単に見えるが、ある瞬間から苦境に立たされる。だからこそ、僕らは常に壁を乗り越えなければならず、飽きることなく勝利を積み重ねるんだ」

「これまでにも、僕らはどんな状況であれ、順応し、前進し続け、目の前の1試合を乗り越えるためにすべてを考え抜いてきた。今一度、そのような姿勢を取り戻す必要がある。これこそ、僕らが積み上げてきた歴史の一部であり、将来に渡って受け継がれていかなければならないものなんだ」

 このような考えを持っているからこそ、R・ディアスは一時的に調子を崩そうとも、最終的な評価は最後に下されるものであることを理解している。「長いシーズンが終わった後、自分たちがどのような姿なのかどうかがわかるだろう」と、期待も込めて口にした。

 プレミアリーグでは6試合ぶり、公式戦では8試合ぶりの白星を目指す次節のプレミアリーグは、日本時間で12月4日の28時30分(5日の4時30分)にキックオフを迎える。相手は今季ここまで6勝4分3敗という成績を残し、勝ち点「22」を積み上げて現在6位につけるノッティンガム・フォレストだ。両者の勝ち点差はわずか「1」という状況で迎える一戦となるが、本拠地『エティハド・スタジアム』で待望の白星を飾ることはできるだろうか。


【ハイライト動画】マンCはリヴァプールに2発完敗


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