今やっておかないと春に大繁殖してしまうかもしれない……。農園アドバイザーが伝授する恐怖の雑草・チガヤの対処法が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で3万4000回視聴を超えています。
投稿したのは、全国でサポート付き貸し農園を運営する「シェア畑」さんのYouTubeチャンネル「シェア畑 -農園らいふ-」です。
家庭菜園や農園をする人にとって欠かせないのが雑草対策。今回はシェア畑・農園アドバイザーの斉藤さんが「チガヤ」という雑草の対策を教えます。
チガヤは春に咲いた花から種ができて、ススキの穂のようにふわふわな状態で遠くに飛びます。種は夏から秋の間に芽を出して成長し、地下茎を広げて拡大してしまう難防除の植物です。
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この畑で伸びているチガヤを見ていきます。1回刈り払いはしていますが、奥のチガヤがどんどん進出し地下茎で侵入してきています。上部を刈らないと秋になってもこの高さのまま増殖を続けていきます。
チガヤの根切りをした様子を見てみると、深さ10〜20センチ程度のところからワラのような太い根が伸びています。掘り返してみると、若い青々とした根が伸びてきているのも分かります。
このような根を地面に放置しておくと、根の節の部分から新しい芽が伸び地上部に発生しはじめてしまうので、完全に干からびさせる必要があるそうです。
別の場所のチガヤを掘り起こしてみます。このチガヤは地下茎で侵入したのではなく、種が飛んできて発生したものと思われます。掘ってみると地上部は10〜20センチの葉が1本でしたが、根は夏の間に伸びて1メートルほどになっていました。
地上部の葉は大したことがなくても、放っておくと地下部分がどんどん伸びてしまうのがチガヤの特徴。防除するときは、枝分かれした根の部分まで全て掘り起こす必要があります。
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ちなみに春に種から発生したチガヤは、まだそれほど長くない状態とのこと。地下茎が長く伸びる前に、早め早めに防除することが大切だそうです。
今の時期に発生している雑草はチガヤ以外も非常に厄介です。越年雑草は冬の間は大きく成長しませんが、春になると一気に大きくなるので、秋の時点で防除しておくと春以降の手間が省けます。
こちらの畑の場合はタンポポやハルジオン、イネ科の雑草、カタバミなどが生えているので防除しておきます。花が咲いている雑草は早めに除去して種が落ちるのを防ぐといいそうです。
同チャンネルでは、他にも家庭菜園のコツなどを発信中。季節に合わせたアドバイスや具体的な対策などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「シェア畑 -農園らいふ-」
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