日活株式会社が運営するCS放送「映画・チャンネルNECO」で『マユリカの東京友錠生活』が、12月28日午後11時より放送される。お笑いコンビ・マユリカの初単独冠特番となる今回、ORICON NEWSではマユリカにインタビューを敢行した。後編では、昨年4月に上京した2人が、どんな1年を過ごして来たのか、そして、“これから”について語ってもらった。
【写真たくさん】M-1から1年経った心境を語ってくれたマユリカ 『マユリカの東京友錠生活』では、二人が【友錠】という名のリング(手錠)でお互いの手を繋がれた状態で共同生活を行う。手錠を外す唯一の方法は、「なかよしミッション」に挑戦して、「なかよしメーター」を、MAX【100】に到達させること。日常の全てが不便になっても【究極のコンビ愛】は見られるのか?マユリカの“リアル”を感じられる番組となっている。
■怒涛の一年 気付けばもうM-1
―今年のお2人の活躍を見て、レギュラー番組を持たれたり、いろんなメディア露出が多くなった1年なのかなと思いました。そんな1年を過ごして思う、今年の漢字を教えて下さい。
中谷:えーなんやろな。えーっとね、「急」。なんかいろんなものが、この4月から数えてスピード感が早すぎたんで、あっもう今11月なんやというか、なんかいろんなことがありすぎた。レギュラー番組が始まって半年で終わったりとかもありましたけど、いろんなものをやらしてもらったり、そのスピード感が(芸歴)14年の中で一番早かったですね。
阪本:僕は「新」。新鮮の新。東京に出てきたてで、何もかも新鮮やったんで。あんな大きいテレビ局行くこともなかったですし。一緒に仕事させてもらうメンバーとかも新しい方とか多くて、すごい新鮮味のある一年でしたね。
―では、2025年はどういう年にしたいですか?
中谷:引き続きあんまりやったことないことやらせてもらえたら嬉しいなと思います。この番組みたいに手錠に繋がれるとかもやったことなかったんで、なんかそういう予想もしないような仕事をできたら嬉しいですね。
阪本:僕は慣れたいですね。環境もそうですけど、このスケジュール感とかも慣れる1年になったらなという感じですね。あんまり先のことそんなに考えてないですけど、気分変わったら急に大阪行くかもしれない。
中谷:ハッハッハ(笑)あんまり聞かへんけどな、このスピードで出戻りする人。
―お2人がずっと出られている賞レース、M-1グランプリ(ABCテレビ・テレビ朝日系※以下『M-1』)が近づいていますが、昨年決勝に出られたことで賞レースに対しての思いだとか心境の変化などあったりしましたか?
中谷:一回決勝に出たんですけど、去年は余裕が全くなかったというか。もう流されるままに気づいたら終わってたというか、そんな感じやったんで、もしまた決勝とかに行けることがあったらもうちょっと楽しめるのかなとかは思いますね。でも、もう1年経ったんやっていう感覚が今年は強くて。あっという間に来たなあという感じです。
阪本:今までは結構M-1に向けての年やったというか。ずっとM-1に向けてその1年活動するっていう感覚があったんですけど、今年はなんか「もうM-1始まったん?」っていうか、忘れてたぐらいの感じでそこはちょっと変わったかもしれないですね。今年も決勝行けたら2回目なんで、前回よりは勝手が分かってるんかなと思います。
―もし優勝ができたらやってみたいこととかありますか?
中谷:全くプランはないですけど、賞金とか別に貯めとくとかじゃなくて、なんかバッと一撃でなにかに使いたいですね。それこそ、THE Wで優勝した紅しょうがの稲田が賞金でヌード写真展をやったんですけど、そういうのってなんかすごいいいなって思ったんで。こんな使い方する?みたいなそういうことはやってみたいかもしれないですね。
阪本:うん。
―セカンドキャリアじゃないですけど、もし優勝したりしてM-1が終わった後、その次の目指すものってあるんですか?
阪本:芸人になり始めたときからテレビやろなとぼんやり思ってたんですけど、なんか今色々時代も変わってきて、YouTubeとかサブスクとかいろいろ出だしてるんで、どうしよって感じですね。
中谷:(笑)やり口がありすぎて、元々なんかプランをもってやってきた方ではないので、どうなるか読めないですね。
阪本:各々がみんな自分のチャンネルを持つ時代になってきてるんで、あんまりもう関係ないかもしれないですね。意外と。
中谷:今チャンピオンだからこうっていうのも古いかもしれないですね。わからへんけど。
■変わらずに変わっていく 時の流れに身をまかせ
―お2人のラジオ(ラジオ関西『マユリカのうなげろりん!!』毎週土曜午後11時頃配信のPodcastオリジナル番組)はかなり人気ですが、ラジオで目指すものはありますか?
中谷:できるだけ変わらない状態で長くやりたい。別に大きくしたいとかは全然ないですね。オードリーさんとかは、あれはもう常軌を逸してます。
阪本:大きい会場で何するんですか?何やったんですか、オードリーさん。
中谷:僕ら持て余すけどな。絶対。
阪本:まあなんか無理せずやりたいですね。その場その場で、なんか決まると嬉しいなって。
中谷:イベントをやるなら、場所も「どこでやってんねん」みたいな。そんな感じになってもいいと思うし。そんなんのほうが僕達らしいですね。